「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

妻の料理

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日に日に上達していく。

素直に「すごいな」と思う。

 

私は独身の頃から料理はほとんどしなかった。

出来合いを買ってくるか、外食か、レンジでチンか、実家月近いから休日は食べに帰っていたりもした。

 

食に関する生活能力は、ほとんどゼロと言っていいだろう。

妻は仕事をしていて、元々実家暮らしだ。

だから、一緒に生活を始めてからも、あまり料理については期待していなかった。

 

しかし、妻は料理に意欲的に取り組み、レパートリーを増やし続けている。

量が多いのは気になるところだが、それだけ色々なものを作ってくれるということだ。

 

「料理が楽しい」

そう言いながら、毎日食事を作ってくれる妻の姿に、生活の中に楽しみを見出す達人のようなオーラを感じる。

 

私は、理不尽な課題を目の前にすると、ネガティブなところが強く出る傾向がある。

しかし、妻は、そういうところがない。

それどころか、前向きに迷いなく、希望溢れる未来を信じて突き進むタイプだ。

 

考えなしに突き進んだ先の行き止まりで、妻が後ろを振り返った先に、私が泰然自若と構えていればいい。

とにかく好きなように進んでもらって、行き止まりに当たったら、私がフォローする。

概ね、そんな感じで私たちは進んでいるのだろう。

 

今のところは、仲良くやっている。

毎日、食卓に何が出てくるのか楽しみだ。

 

突拍子もないものが出てくることもある。

妻の料理は、妻の生き方そのものなのかもしれない。

 

私はこれからも、食事を楽しみにして、社会という荒波を生きていく。

それは幸せなことなのだ。

さて、今日は食卓に何が出てくるだろう。

 

とりあえず、今のところは、

私はご飯を待っているだけでいい。

妻が料理に飽きてしまうまでは。