歳をとるほどに感じる。
体調を整えるために、意識して体をメンテナンスする必要があることを。
運動習慣を取り入れたり、サプリメントや食生活の改善。
メンタルヘルスまで意識する必要がある。
徐々に体の自浄作用は衰えていき、休んでも疲れが取れなかったり、たくさん食べると元気が出るどころか、胃の調子が悪くなったりもする。
同じ歳なのに、個人によって大きく差が出始める。
私の年齢は、ちょうどその辺りなのかもしれない。
もちろん体はケアするとして、
心の方はどうだろうか。
歳をとるとともに、心の自浄作用は機能が強化されていくのかもしれない。
経験を積むことで、大抵のことには驚かなくなるし、落ち込んでいても、やるべき事はやるだけの余力を残していたりする。
人生に対して過度な期待をしなくなる分、心の振れ幅は小さくなることで、メンテナンスをしやすくなるし、自分の心と長く付き合う事で、自分の心の勝手がわかるようになるのかもしれない。
そうやってバランスを取るのだろうか。
体が不自由になる分、心を整えやすくなる。
そうやって、終わりに向かって綺麗に進んでいくことが理想なのかもしれない。
最終的には、体がほとんど動かなくなったとしても、心はどこまでも自由に、来世に向けて想いを馳せていたりする。
その方が健全だ。
何でもかんでも科学で解き明かして合理的に捉えるより、自らが幸せに歩むためにはどうしたら良いのか、
それを考えながら生きた方が良い。
私は科学者でも哲学者でもない。
何かを解き明かしたところで、それが人類に貢献するわけでもないだろう。
地に足つけて、地道に一歩一歩。
その繰り返しの中に喜びを見出していくしかないのだ。
私は何を求めていて、何を目指して歩んでいるのだろう。
答えの出ないままに、歩き続けた終着点に、幸せは待ち受けているのかもしれない。
きっと、そういうものなのだ。