「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

体の自浄作用は衰えていく

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歳をとるほどに感じる。

体調を整えるために、意識して体をメンテナンスする必要があることを。

 

運動習慣を取り入れたり、サプリメントや食生活の改善。

メンタルヘルスまで意識する必要がある。

徐々に体の自浄作用は衰えていき、休んでも疲れが取れなかったり、たくさん食べると元気が出るどころか、胃の調子が悪くなったりもする。

 

同じ歳なのに、個人によって大きく差が出始める。

私の年齢は、ちょうどその辺りなのかもしれない。

 

もちろん体はケアするとして、

心の方はどうだろうか。

 

歳をとるとともに、心の自浄作用は機能が強化されていくのかもしれない。

経験を積むことで、大抵のことには驚かなくなるし、落ち込んでいても、やるべき事はやるだけの余力を残していたりする。

 

人生に対して過度な期待をしなくなる分、心の振れ幅は小さくなることで、メンテナンスをしやすくなるし、自分の心と長く付き合う事で、自分の心の勝手がわかるようになるのかもしれない。

 

そうやってバランスを取るのだろうか。

体が不自由になる分、心を整えやすくなる。

 

そうやって、終わりに向かって綺麗に進んでいくことが理想なのかもしれない。

最終的には、体がほとんど動かなくなったとしても、心はどこまでも自由に、来世に向けて想いを馳せていたりする。

 

その方が健全だ。

何でもかんでも科学で解き明かして合理的に捉えるより、自らが幸せに歩むためにはどうしたら良いのか、

それを考えながら生きた方が良い。

 

私は科学者でも哲学者でもない。

何かを解き明かしたところで、それが人類に貢献するわけでもないだろう。

地に足つけて、地道に一歩一歩。

その繰り返しの中に喜びを見出していくしかないのだ。

 

私は何を求めていて、何を目指して歩んでいるのだろう。

答えの出ないままに、歩き続けた終着点に、幸せは待ち受けているのかもしれない。

 

きっと、そういうものなのだ。