「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「夢中になれるもの」が存在し続ける

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いつからだろうか。

夢中になれるものを失ってしまったのは。

学生の頃の私は、いつも何かに夢中になっていた。

 

いつの頃からか、人生に対して主体性を失っていった。

今では、日々のタスクをこなすだけで精一杯だ。

 

アスリートなんかは、競技を続けている間は、その競技に全てをかけて生きているのだろう。

多くの人にとって、それはある種の強迫的な力が働いているのだと思う。

 

同じように、日常に対してそういう強迫的な力を働かせることができれば、私も人生を主体的に生き続けることができるのだろうか。

誰かから期待をされ続けることが、そのまま強制力となって、私を常に前に進ませ続けてくれるのだろうか。

 

それならば、いっそその強制力が欲しい。

私は弱いから、前に進むための客観的な理由が必要なのだ。

そうしたら、前に進み続けることができるのだろうか。