「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

8年前

f:id:tureture30:20240604072319j:image

 

私の人生を大きく変えた出来事。

それがパニック障害の発症だった。

あれから8年が経った。

 

もはや、その運命の日を意識することなく通り過ぎることができるようになった。

それほど長い時が過ぎたのだ。

 

そんな運命の5月が終わり、私にとっては前進の6月が始まっている。

思えば、既に今年も半分近くを過ごしたことになる。

 

「勝負の年」と銘打って「全てに勝つ」とわかりやすい目標を掲げたスタートから、早くも5ヶ月が経つのだ。

私はこれまで「全てに勝つ」ことができているのだろうか。

 

この5ヶ月ら、モヤモヤした日々を過ごすことの多い期間だった。

しかし、前年ほど忙しさに追われている感じはなく、悲壮感もない。

それだけで、少なくとも「負けではない」と言えそうだ。

 

しかし、ここからが大きな変化の本番となる。

8年前には思ってもいなかった場所に私は立っている。

あれから本当にいろいろなことがあった。

精神的にも肉体的にも死にかけた。

価値観は、ある意味では180°に近いくらい変わった。

結婚をして子供が産まれる。

 

これからも私の人生は変わり続けるのだろうか。

信念に生きた20代から、

激動を潜り抜けてきた30代。

40代、50代、その先もまだまだ私の人生は長いはずだ。

今いる場所に囚われず、まだまだ新しい経験をすることはできる。

 

今の私は「目先の課題」に囚われすぎているのかもしれない。

私の目の前には大きな壁が立ちはだかり、見通しが立たないものだから居心地が悪くモヤモヤする。

 

視点を変えてみれば横にも道は広がっているし、目の前の壁にも登るためのとっかかりがあるはずだ。

「心のざわつき」を取り除いて、冷静に目の前の課題と向き合いたい。

 

体を動かそう。

心を動かそう。

それを恐れることなく。

 

画面の中の世界にばかり、

逃げ場を探しているような気がする。

それでは気が滅入る一方だな。

 

パニック発作を経験してからは、心を動かすことに対して慎重に目を凝らしながら生きてきた。

その結果として、私は私の毎日を監視するようになった。

その結果、手放しで心を解き放つことが苦手になった。

 

それでも、もともと好奇心の旺盛な方だ。

まだまだ私には経験したいことがたくさんある。

それは、私がまだ私の人生を諦めていない証拠。

心が、体が、まだ動くという証拠なのだ。

 

動かすことのできる余地があるうちは、

もがいてでも動き続けたい。

例え手足を縛られたとしても、そこから生きる気力を湧き出すことのできるくらいに、人生を楽しみ切りたい。

 

それが今の私の願いだ。

8年前の経験を経て、私は生きることへの執着を手に入れることができた。

苦労・苦悩は決して無駄にはならない。

そう信じて前に進もう。

 

私の人生はまだ終わらない。