まさに今年の夏を象徴するかのような台風だ。
その爪痕は深く日本社会に食い込むのだろう。
前半は猛暑、後半は豪雨と台風。
まさに異常気象に包まれた夏だった。
ここ3年ほどだろうか。
10年に一度と言われる規模の災害が毎年起きているような気がする。
「日本沈没」だなんてテーマで多くの作品が生み出されているが、笑い事では済まされない様相を呈してきた。
それでも未来に希望を持つ。
私たちに求められているメンタリティは、そういうものではないだろうか。
「悪くなる一方」と、ただ未来を悲観していても何も変わらない。
できる限り足掻いて、それぞれの生活の中で、良い方向に進む道を模索する。
進むべき道が見つからなくても良い。
多くの人が、未来に希望があると信じて、そっちを目指して進むならば、人類はそっちに向けて少しずつでも進んでいくのではないだろうか。
全体の15パーセントの意識が変われば、世界はそっちの方向へと進んでいく。
そういう研究結果がある。
平和活動家、環境活動家が目標としている数値の一つとして、全体の15パーセントの意識を変えるというものがあるようだ。
人の意思なんて移ろいやすいもの。
なんとなく良い雰囲気の多数派に流されていくのだ。
だから、たった15パーセントが意識を変えるだけで、世界は大きく変わる。
そう考えると、世界を変えることは現実的に思える。
私は未来に希望を持ち続けたい。
具体的に、どう行動に起こすのかはわからないが、とにかく希望を持ち続けて生きたいのだ。
生まれたばかりの子供が大きくなった時に、希望を持って生きられるような、そんな世の中を信じて、今日も生きよう。
それくらいしか、今の私にできることはない。