9月が始まった記憶がないくらいに、9月は時が早く過ぎていく。
知らぬ間に始まって、気がついたら半分が過ぎている。
そんな感覚だ。
映画『記憶にございません』
悪徳総理大臣が民衆から投げられた石で頭をぶつけて記憶をなくし、そこから誠実に変わっていくと言う話だが、テレビでこの映画を見ていて、自分にも最近の記憶があまりないことに気がつく。
平日は仕事をして、帰ると育児。
休日も1日育児。
自分の時間が極端に無くなったのだ。
目の前のタスクをこなしているだけで、時を消費していく。
そうなると人は、記憶を無くしてしまうのかもしれない。
今の私は、とても受動的に生きているような気がする。「頑張っている」ことは間違い無いと思うのだが、その「頑張り」に意思が存在しない。
ただ、なすがまま。言われるがままに、タスクをこなしているのだ。
そこに意志を介在させるべきなのか、それとも今は意思が不要なものなのか。
私にはまだその判断がつかない。
とにかく、タスクに追われて生きている。
そうやって時が流れていく。
いつまでこれが続くのだろうか。
それとも、これを終わらせるためには、意志の力が必要なのだろうか。
「気力」が欲しい。
今は意思の力を発揮するだけの気力がない。