「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

時間が溶けていく

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気がつくと7月下旬となっていた。

7月に入ってからは、あまり記憶がない。

それくらいにタスクに追われながら生活していたように思う。

 

職場でまた新たな変化が起こりそうだ。

今年の私の環境はどうかしている。

私は自分の意思を発揮することなく、変化に次ぐ変化に流されるようにして、ただ目の前のタスクをこなし続けている。

 

「やりたいとか、やりたくないとか」

そんな私の意思など、もはや私の人生には反映する余地はないのだろう。

ただ「やらなければならない」

今の私はそういう時期なのだ。

 

変化のない時は、ずっと変化のない時期が続いていた。

その停滞感に耐え切れずに一歩を踏み出して転職した私。

そこからの3年で人生が大きく変わるような、そんな出来事が途切れずに起き続けている。

 

初めの一歩が大事なのだ。

その一歩を踏み出したら、もう後に戻ることはできない。

そのトリガーが私にとっては転職だった。

 

後悔はない。

むしろ感謝の気持ちが大きいくらいだ。

私は一歩を踏み出したことで、望む未来を手に入れた。

そして、それを多くの人たちが祝福してくれる。

こんなに有難いことはない。

 

今の時間も、後から振り返ればきっといい思い出。

そして、その「振り返り」をする頃の私は、きっと自分の人生に大きな充実感を抱いていることだろう。

 

ただ虚しく長い時を過ごすよりは、充実した短い時を過ごして、気がついたら歳をとっている方が幸せなのかもしれない。

 

人生は、何もしないには長すぎるが、何かを成すには短すぎる。

そんなことを誰かが言っていた。

 

私は、私の人生に「自分の意思」を反映させたいと思って生きてきた。

しかし、必ずしも、それが幸せにつながっているとは限らないのかもしれない。

 

方向性だけ自分で決めて、あとは流れのままに柔軟性を持ちながら時を重ねていく。

結局のところ、どんなに強い意思を持っていても、人はそういう生き方しかできないのだ。

 

それならば、今をできるだけ楽しみながら生きれば良い。

後から振り返ると、その時間が幸せだったと感じるのだろう。