いよいよドラフト当日となりました!
私のスワローズ1位指名予想は、おそらく9割の方が予想をする通り、金丸くん(関西大)なのは、以前の記事で書いた通りです。
例年の指名傾向でいけば、この線はだいぶ固いです。
スワローズは競合関係なく人気の選手にガンガン突っ込みますからね。しかも先発型の左腕を1位で指名する傾向が強いです。
チームの求める即戦力のローテーション投手という補強ポイントとも合致していますから、余程例年からの方針転換がなければ、1位は金丸くんで行くでしょう。
と、ここまでは下書きで記事を書いていましたが、ドラフト前日に高津監督が意味深な発言をします。
1位指名選手について記者から問われると「魅力はあります。バッティングが良いので」と回答。
バッティング??
まさかの野手でいくのか??
それともブラフか??
そのあたりも踏まえて考察します。
結論を申し上げると、私の予想はそれでも1位は金丸くんです。
調べたら金丸くんはバッティングも悪くないようなのですよね。なので高津監督の発言は、嘘にはならないブラフというところでしょうか。
それでも1位で野手のパターンもあると思いますので、
1.金丸くんを1位指名のパターン
2.野手を1位指名のパターン
に分けて考察します。
まずは1.の金丸くんに行った場合です。
スワローズはくじ運が悪いですからね。
おそらく3球団以上は競合が確実な金丸くんのくじを外した後を考えなければなりません。
今回の記事では、外れ1位の希望を書きます。
くじを外した後の方針は、ザックリですが次の通り選択肢があります。
①即戦力投手にこだわる
②即戦力の野手に切り替える
③将来を見据えて高校生に切り替える
スワローズは投手が弱い、という見方が強いですが、外れで野手に行くパターンも十分あると思います。
というのも、スワローズは野手にも穴があるのですよね。
センターを固めることができていませんし、来年のオフには村上がメジャーに挑戦することを匂わせています。
守備の上でセンターラインは重要なところ。
塩見は怪我で離脱しがちですし、西川が頑張ってはいますが、若くはないので将来を見据えると不安があります。
村上が抜けるとなると、外国人頼みが加速しますので、チームの打撃力は安定しません。
さらに、今年はスワローズのジンクスである7年に一度のミスタースワローズ級野手を指名する年でもあります。
7年前には村上を外れ1位で指名、14年前には山田哲人を外れの外れ1位で指名しています。
この2人がチームの中心としてリーグ優勝に貢献したことは言わずもがなです。
その視点で言えば、スワローズの外れ1位は、高校生野手の指名にロマンがあるのですよね。
そこで、②③のパターンでお勧めしたいのが、前の記事で挙げた、この選手です。
石塚裕惺(花咲徳栄高)
おそらく1順目で指名がなければ、外れ1位では競合する可能性の高い選手です。
スワローズのショートはゴールデングラブ賞の長岡がいますが、サードの村上が抜けること、セカンドの山田も通年で出場できていないことから、内野手の選択肢はあります。
ショート長岡も怪我以降は守備範囲が狭くなったと言われていますので、石塚くんが数年でモノになるならば、長岡をサードにコンバートして石塚くんがショートにはいるパターンもあります。
もしも、この石塚くんが村上の後釜としてチームを引っ張るようになれば、ファンとしては次世代のミスタースワローズとして大きな期待を寄せてしまいます。
①の即戦力投手にこだわるパターンならば、この選手をお勧めしたいです。
伊原陵人(NTT西日本)
大卒の社会人ですので、年齢は24歳と高めですが、即戦力度で言えば金丸くんに続く先発型の左腕だと思います。
170cmと小柄ながらも、球は強く抜群の安定感を誇ります。同じく小柄な左腕としては、スワローズにはレジェンド・石川雅規がいますからね。
石川の系譜を継ぐ選手として1年目からローテーションを守ってくれるならばファンとしては熱い展開です。
もしかしたら2位でも残っている可能性はあるので、金丸くんと両取りとなれば、ローテーション左腕を2人ドラフトで指名できる可能性もあります。
そして、1位を投手で行った場合、2位でお勧めしたい選手をもう1人。
高校生からミスタースワローズ候補になりそうな選手を1人挙げます。
宇野真仁朗(早稲田実業)
甲子園を見ていて一際目を引いた選手。
1年生から名門・早稲田実業で活躍し、高校通算64本を誇るスラッガーです。
打撃だけを切り取れば、石塚くんよりも良いとの評価もあり、足も速いのですよね。内野はどこでも守れますし、高校生JAPANではアジア大会でベストナインを獲得しています。
スワローズも小川GMが熱心に追いかけていますし、2位での指名があるのではないかという選手です。
巡り合わせにもよると思いますが、指名順の遅いスワローズの3位では残っていなさそうなのですよね。そこを当日どう判断するかですが、もしも宇野くんを指名できれば、ミスタースワローズ候補として、非常にロマンのある指名だと思います。
続いて、2.の初めから野手を指名するパターンです。
この場合の選択肢は2パターンあります。
①高校生を指名
②大学生を指名
①の場合は、おそらく石塚くん一択でしょうね。
他に1位指名があるとすれば、斎藤大翔(金沢高)ですが、守備型の選手なので現時点で「バッティングが魅力」という高津監督の発言とは合致しません。
宇野くんも魅力はありますが、おそらくスワローズの2位指名ならば残っている確率が高いです。
敢えて1位に高校生野手を指名するならば、石塚くんになるでしょう。
続いて②の大学生野手の場合ですね。
このケースは悩ましいですが、おそらく指名は3人に絞られます。
2人は前日の記事で挙げた、西川くん(青山学院大)と渡部くん(大阪商業大)の2人です。
この2人は即戦力としての評価も高い右のスラッガーで、1位の初めに消える可能性もある選手です。
競合を避けて1位で指名するのは順当と言えるでしょう。
そして、もう1人挙げたいのは、この選手です。
麦谷祐介(富士大)
この選手は、俊足の1番センタータイプです。
センターを固定できなかったスワローズの補強ポイントにはバッチリな選手。
とにかく身体能力が高く、楽天・辰己のようなタイプの選手です。
このタイプの選手では今年のNo.1評価で、1位指名に推すライターも少なくないです。
ただ、これも巡り合わせではありますが、スワローズの2位ならば残っている可能性はあります。
そう考えると、1順目で即戦力投手や右の大砲の指名権を捨ててまで指名するかというのは、難しいところです。
個人的には、野手で行くなら石塚くん、西川くん、渡部くんの3選手の誰かに行って欲しいところ。
しかし、1位を野手で行くならば、2位は投手に行きたいところですので、もし麦谷くんが残っていても指名するかは難しいところですね。
今年はいっそ野手に振り切って、1位で石塚くん、2位で麦谷くんとかだったら、それはそれでロマンがあります。
スワローズは野手の育成には定評がありますからね。短所を補うよりも、長所を伸ばすというのも面白いです。
さて、今回はロマンのある方向で記事を書きました。
昨年はくじを外してから、少し置きにいったような無難なドラフトでしたので、今年はワクワクするような指名をお願いしたいです。
さぁ、運命のドラフト。
指名候補たちの人生がかかった大事な一日となります。
全ての選手たちに栄光あれ!