「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

パニック障害を発病して丸4年が経った

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ちょうど一年前に書いた記事、

tureture30.hatenadiary.jp

 

この記事を書くことがブログを書く目的の一つだったように思う。

それくらい私にとっては大きかった記事だ。

 

4年、

こうして私はいつまでカウントを続けるのだろう。

 

この経験、

そのエッセンスは手放してはいけないことなのだろうけれども、

過去のこととして、

もう十分に手放してもいい頃合いだ。

 

5月24日、

 

だけれどもこうして今日も、

その日を迎えた回数を数え続けるのだ。

 

人生観が大きく変わった。

間違いなくそんな経験の一つ、

 

原因のすべてではないけれども、

これによって恋愛における人生最大のチャンスを逃した。

 

満たされない限りは、

いつまで経ってもこの傷は疼くのかな。

 

動いてもダメ、

動かなくてもダメ、

何をしてもダメ、

そう思うのに十分なくらいには行動を起こした1年間、

 

その末の今なのだ。

 

10数人の女性とデートを重ねても、

誰とも関係が先に進むことはなかった。

 

「弾む会話」に「触れあう肩」

毎日連絡を取り合って、

「電話で愛の言葉のようなもの」を交わしあった相手もいた。

 

「手をつないだ帰り道」

「本屋で探りあったお互いの好み」

「私が得意気に焼いたお好み焼き」

「隣に並んでくれたエスカレーター」

「思わず寝てしまい怒られたプラネタリウム

「どちらがうまく料理の写真を撮れるか勝負した」

「あまり美味しくなかったタピオカミルクティー

「過去の恋愛を晒しながら食べたパスタとティラミス」

「待ちぼうけの末にサイゼでくれた「超すみません」という謝罪」

 

「不誠実だな」と思うのは、

これが一人の女性との思い出ではないということ、

 

そうやって私は「足りなかったもの」を求めて、

女性との経験をたくさん回収したのかな。

 

きっと私が求めるものに近づくためには、

悪くない経験だったのだろう。

 

だけれども、

どこか私のコンプレックスというか、

「自信のなさ」

きっとそういうものがにじみ出ていて、

その誰とも関係が先に進むことはなかった。

 

「満たされない」

 

そうして傷跡ばかり気にしているから、

いくら手足を動かしても心は置いてきぼり、

それではうまくいくはずがないな。

 

きっと本気ではないのだ。

 

なりふり構わずに手に入れたい。

それほどの気概はない。

 

だから不安に思った相手は距離を取る。

そして私は彼女たちを追うことはしない。

そうやって関係は途切れる。

 

その繰り返しだ。

 

「またか」って、

傷つくことを恐れて先に進まなかったのに、

傷ばかりが増えていく。

 

「自分のすべてを受け入れてくれる女性」

 

傷つくことが怖いから、

そんなところに焦点を当ててしまって、

ますますこじらせることになる。

 

5年、

その時の私は誰といるのだろう。

相変わらず一人なのかな。

 

5月24日、

どうやらこの日はマイルストーン

 

この日にこのことを気にしなくなった時、

きっとその時に私は幸せに包まれているのだろう。

 

そのように信じて、

またこの日から歩みを始めるのだ。