「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

セルフハンディキャッピング

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いわゆる「予防線を張る」というやつ、


「あまり勉強できなかったんだよねー」だとか、

「これ苦手なやつやー」だとか、

「私バカだから」だとか、


失敗したときになるべく傷つかないように、

あらかじめ「うまくいかなくても仕方がない」って、

そんな理由を用意しておくのだ。


とても一般的な自己防衛手段だ。

気が付くと私もしていることがある。


だけれどもこれって、

「なにがなんでもやる」って、

大事な時に持つべきそんな覚悟、


それを阻害することにならないのかな。


私の場合は、

「私の恋愛がうまくいくはずがない」って、

「結婚できなくても仕方がない」って、

「今まで経験を積んでこなかったのだから」って、

基本的にはそう考えている。


去年はガムシャラに動いたけれど、

15人ほどと会って、

先に進みたいと思える人とは一人しか会えなかった。


そしてその人とは、

毎日メッセージをやりとりして、

向こうから電話までかかってきて、

デートでは手をつないて、


「うまくいっている」

私はそう思っていたけれど、

突然の「ごめんなさい」

キープされていただけだったのだ。


他にも、

マリッジブルーの寂しさ埋め合わせ要員」にされたり、

コミュニティ内で二股をかけられたり、

ここ4年ほどでたくさん傷ついた。


「セルフハンディキャッピング」


だからそれらを「予防線」にして、

「私の恋愛はうまくいくはずがない」って、

基本的にはそう思っている。


だからアプローチのようなものを受けても、

余程私の気持ちが固まらなければ動かないし、

そのくせ、それに悶々としながら生きている。


女性から「確かな言葉」はくれないのだ。

ずるいよ。


結局、

私は関係を先に進めたくないのかもしれないな。


「現状維持」に「慣性の法則」が働いて、

なかなかそこから抜け出すことができない。


「セルフハンディキャッピング」


体のいい言い訳だ。


変にアプローチをされる機会が多かったものだから、

理想ばかりが高くなって、

心が動かなくなっているのだ。


私は私を傷つけないために、

いつだって「予防線」を張りながら生きている。

それでいて悶々としているのだ。


どうしてこうなってしまったんだろうね。


何とも惨めで、

何とも浅ましい。


「きっと前世で酷い女遊びでもした報い」なのだ。

だから今回の人生はそういう人生なのかな。


そうやって「前世」に理由を求めることもまた、

「セルフハンディキャッピング」なのだ。