王道のあいみょん作品と言える曲。
昭和の香りが残る切ない乙女心を歌った曲だ。
ベース音がとてもかっこいい。
ポップな曲でありながらも、しっかりとロックをしているあたりが、あいみょんの真骨頂であふ。
始まりの歌詞から失恋ソングかと思いきや、
そうではなかった。
「いつ失恋をしても良い」という予防線を張りながらも、恋を叶えるための願掛けに勤しむ乙女心。
揺れる。そう。青春時代の心は揺れるのだ。
そこからどんどん心は凝り固まっていく。
そこから好奇心を失ったら、手足も動かなくなっていくのだ。
「ルパンのやつはとんでも無いものを奪っていきました。それはあなたの心です」
知らぬ間に失ってしまった心は、きっとルパン三世にでも盗まれてしまったのだろう。
「いただき女子」に騙される高齢男性たちは、
ある意味では青春を続けているのかもしれない。
それは、ある意味では幸せなことだ。
私は「恋」という感情をすでに失った。
あいみょん『ラッキーカラー』