「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「感じのいい笑顔」の重要性を感じた話

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オンラインで人とつながる機会が増えたものだから、

画面越しでのやり取りが増えた。

 

そうすると、

上だけちゃんとした服を着て、

下は部屋着だったりする。

 

見えないところが出てくる。

お互いにやり取りする情報は、

限られたものになるのだ。


仕草や目線、周囲との関係性や立場などは制限され、

容姿や声、話し方といった、

わかりやすい表現の持つ価値は飛躍的に上がる。


先日、オンラインで会議をしていた時のこと、


「ものすごく感じのいい笑顔」をしていた男性がいた。

 

何度も対面で話したことがある、

私より少し年上の方だった。


画面上で見ていて、

「すごく感じがいいな」と感じ、

私は彼の笑顔に釘付けになった。

 

女性の笑顔に釘付けにはなっても、

男性の笑顔に釘付けとは、

私もついにソッチの方に目覚めてしまったのだろうか。

いつ目覚めてもおかしくはない。

きっとそういうものなのだ。

 

いやいや、そうではないな。

「好意」ではなく「好感」

それを履き違えるとおかしなことになる。

それは男女関係でも同じことだ。

 

さて、そのまま視線を少しずらしてみて、

画面上に映る私の姿に目を向けると、

彼の笑顔とは対照的に、

なんだかブスっとしている様子、


その差は一目瞭然だ。


淡々と事実を述べて、

意見を求められれば受け応えて、

必要がなければ常にミュートにしている。

 

確かに役割はこなしているんだけどさ。

画面上の私はどう見ても「面白くなさそう」だ。


比べて笑顔の素敵な彼は、

「どこか主体的でいきいきとしている」

そんな印象を与えてくれる。


会議が終わった後に、

「これはまずいな」と思った。

「オンライン上での私の印象、良くないじゃん」って、

そう思った。


見えない部分が多いものだから、

おそらくオンラインだと油断があるのだろう。


「役割だけこなしていればいい」って、

それがどこか受け身な姿勢につながる。


加えて私は「人生が充実していない」と、

そうブログに書き続けているけれども、

どこか「満たされない」という感覚を持ち続けているのだ。


オンラインだと思って油断していると、

そういうのって「如実に表れるな」ってそう思った。


人の表情と言うものは、

私が思っている以上に雄弁なのだ。


人生に対する受け身な姿勢、

私のそういうところを浮き彫りにされた気がした。


それぞれが「苦しみ」を抱えて生きている。

楽に生きている人なんていない。


だけれども、

そこに対する「姿勢」が表情に現れるのかな。


「笑顔の素敵な彼」


いつも前向きで、

人の主張を遮らない。


あまり器用なタイプには見えないけれど、

誠実に懐に入り込んでくる印象だ。


彼の醸し出す「素敵な笑顔」から、

私は「人生への姿勢」を見直さなければならないと、

そう感じた。