「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

コミュニケーション不足が生み出す「無駄な時間」

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30を過ぎてから、精神的に一度やってしまったものだから、私の体は無理の効かない体に変わってしまった。

 

だから、睡眠時間や運動習慣、読書や学びなど「人間活動」に使う確保するために、タスク管理を厳格にして、それまでは浪費していた時間を圧縮することに努めてきた。

 

こうして私は「無駄な時間」に対して寛容さを失っていくことになる。

 

それは仕事にも影響を及ぼしてくる。

タスク管理の出来ていない状況に直面するとイライラして仕方がないのだ。

 

特に上からの指示だった場合に心は大きくささくれ立つ。

「無駄」を強要されることが苦手になってしまったのだ。

 

本当に必要なのか吟味されることなく降りてくる組織的な方針、

必要なのかどうかもわからないままに手を動かす。

 

その結果を分析することもなく、無駄の多いやり方を慣習として続けている。

 

無駄に項目の多いフォーマット、

電子で済むのに紙で提出、

チャットで済むのにわざわざ詳しい説明を求めて聞きにくる。

 

心を殺して言われた通りにしていれば楽なのだろうけれど、そこに対してストレスを感じるものだから、意見を述べて無駄な軋轢を生むことになる。

 

場合によっては、敢えて無駄な時間をかけているケースもある。

違う仕事を振られないように忙しいふりをするのだ。

 

その仕事にそんなに時間かかるの?って、そう思うことも少なくない。

 

1時間で終わる仕事があるとして、その精度を80%から90%に上げるために2時間かかるのであれば、仕事の内容にもよるけれど80%で十分なことは多い。

 

そこから先ははっきり言って自己満足なのだ。

 

チームでやる仕事の場合はより顕著になる。

とりあえず70〜80%でもいいから、早くあげて他の人からフィードバックをもらった方がいい。

そして自分もあがったものをチェックしてフィードバックする。

 

一人の頭で考えるよりも二人三人の頭で考えた方が精度が上がるのは明らかだ。

そっちの方がよほど短期間で精度の高いものが完成する。

 

要はコミュニケーションコストが高いかどうか。

自分もそうだし周りもそう。

 

コミュニケーションコストの高い人とはあまり関わりたくなくなる。

だからわからないことがあっても自己解決しようと効率の悪い仕事のやり方に終始する。

 

周りも自分もコミュニケーションコストが低ければ、気軽に聞いて、気軽に答える。

そうやって効率の良い仕事ができるのだ。

 

「無駄な時間」を減らすには、そういうところから始める必要があるんじゃないかな。

 

わからないことがあれば教えてもらって、素直に感謝を伝える。

何かを聞かれたら、力になれる範囲で誠意を尽くす。

 

その積み重ねの中で、業務自体も見直されていき、「この作業は無駄だよね」って議論につながっていく。

 

課題解決への障害、

その多くはコミュニケーション不足だ。

 

プライベートだってそう。

男女のすれ違いの根本要員はコミュニケーション不足、

 

失恋ソングなんか大体そうだ。

言葉ひとつ足りないところからすれ違いがいが生まれていく。

そのことに対する後悔を吐露するフレーズが必ずと言っていいくらい出てくる。

 

もっとさ。

バカになればいいんじゃないかな。

 

全部わかっている必要なんてないんだからさ。

相手への敬意を忘れずに、わからないことは素直に教えて貰えばいい。

そっちの方がよほど効率的だ。

 

人は「居場所」を失うことを恐れている。

だから「無能」だと思われることが怖くて教えを乞うことができない。

 

だけれども課題を先延ばしにしたところでさ。

いつまでも追いかけてくるのだ。

それならば早い段階で解消したほうがいい。

 

わからないのにわかったふりをし続ける人が「無能」なのだ。

わかろうとする努力を怠る人が「無能」なのだ。

 

社会はさ。

「無能」に対する認識を履き違えてはいけない。

 

まあ、向き、不向きはある。

何度聞いてもわからなかったり、何度も同じ間違いを繰り返すのならば、その仕事は向いていないのかもしれないけれど、