会うたびに彼女の熱量は増していく。
もはや、多くの女性から「重い」と言われる私の愛情など、軽く凌駕してしまうほどだ。
まっすぐで純粋。
私と同世代で、こんなにも心の綺麗な女性がいるのだなと驚くほど、私の彼女はピュアな人だ。
ブログにも一部書いたことがあったけれど、私は理想のパートナー像を明確にするべく、相手に希望する条件を、容姿から性格までたくさんの項目として挙げていた。
そのことを話すと、なんと彼女からは「ますをくんの理想の相手になりたいと思うから、全ての項目を教えて欲しい」と言われた。
さすがに「胸が大きい」とか書いているので教えることはしなかったけれど、「小出しでいいから教えてね」と彼女の熱は冷めない。
こんなに素晴らしい女性がいるのだなと驚いた。
私としては、私の挙げた理想よりも、彼女が彼女らしくいてくれた方が魅力的なのだけれども、その姿勢はとても嬉しかった。
もはや、私の彼女に対する愛よりも、彼女の私に対する愛の方が重くなっている。
そう感じるようになった。
そうなると、私の方も彼女に対して誠意を見せなければならないのだろう。
「一途で誠実な想い」
そうやって、お互いがお互いに喜んでもらえるためにはどうしたら良いかと頭を悩ませているうちは、私たちは大丈夫だ。
素晴らしすぎる彼女。
私はもっともっと、彼女を幸せにできるだけの甲斐性を身につけなければならないと感じる。
「この人とならば大丈夫だな」
そう思えるだけの力強さを持った女性だ。
私のことをしっかりと支えてくれる。
そして、それが当たり前だというように振る舞う。
気が利くし、男を立てるし、素直で正直だ。
自然と人のために行動できる。
私は彼女のことを心から尊敬している。
そして彼女も私のことを「私の見込んだ人だ」と言ってくれる。
「見込んだ人」とは、なんとも力強く逞しい。
彼女と出会うまでの試練は、私が彼女にみそめられるための訓練期間だったのかもしれない。
そして、彼女もまた、同じくらいの期間に試練をくぐり抜けてきたようだ。
私たちは、お互いがお互いの理想的な異性へと成長するために、暗黒の期間を乗り越えてきた。
そう考えると、私たちの出会いは、今この時が最短だったのかもしれない。
そして、2人の関係はこれから先、一般的なものと比べてとても早い速度で進んでいきそうだ。
迷う暇もない。
迷う必要もない。
私たちは、お互いと結ばれるために、ここまで走り抜いてきたのだから。
これから先も大変なことはたくさんあるだろう。
それでも、私たちは2人で力を合わせて進んでいく。
そういう未来へと、私たちは確かに歩みを進めているのだ。