「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

マリッジブルー

f:id:tureture30:20220518065452j:image

 

彼女の方はガンガン突き進んでいく。

私の方は決断ばかりで少しばかり疲れている。

 

マリッジブルー

 

本来ならば、女性の方がそういう気持ちに陥るのだろうけれど、どうやら私の方が陥っているようだ。

あまりにも物事が早く進むから、気持ちの整理がつかないのだ。

 

彼女の人間性を疑う余地はない。

パートナーとして申し分ないと思っている。

 

それでも私には考える時間が欲しい。

考えているうちにチャンスを逃すのは、いつものパターンなのはわかっているのだけれども。

 

家族のこと。交友関係のこと。

結婚となれば、そういうものも含めて、ある程度は共有することになる。

そして、着々と進む準備。

 

あまりにも目まぐるしい。

仕事も忙しい。プライベートも忙しい。

だから、考える暇がない。

ただ目の前のタスクをこなしている。

 

考えすぎる性格の私だ。

そっちの方が良いのかもしれないな。

 

お互いが異性に対して、どこかトラウマのようなものを持っている。

そして、その中でもお互いが、お互いのことを異性として受け入れている。

それが私たちの関係だ。

 

それは「奇跡」だ。

私は私にそう言い聞かせているのかもしれない。

 

「人生で幸せを掴み取るためのチャンスは数えるほどしかない。だから、そういうチャンスを目の前にしたら、何を差し置いても、掴み取りにいくべきだ」

 

よく聞く話だ。

確か『ノルウェイの森』にも、そのようなことが書かれていた。

 

今の私の置かれている状況は、間違いなくチャンスなのだろう。

これまでの経緯を振り返ると、私が無駄な理由をつけることなく、ここまで進めたことが奇跡なのだ。

 

私は何も考えずに、流れに身を任せないと結婚できない人間なのだ。

誰もがそうなのかもしれないけれど、私は人よりも余計に無駄なことを考えすぎる。

 

もう突き進めばいい。

後先考えずに突き進めば良いのだ。

 

「気持ち」のことを待っていたら、いつまで経っても先に進むことはできない。

 

「結婚しない人生よりも、結婚する人生を歩みたい」

たとえその先に何が待ち受けていたとしても、私は結婚したいと思う。

そして、彼女のことを信頼している。

 

それだけで十分なのかもしれないな。

私は心から愛されて、そして、彼女のことを心から愛して、先へと進むのだ。

 

それでいい。