アルバムでこの曲を初めて聞いたとき、
肩の荷が下りるような、そんな気がした。
人の営み。
それは、肩肘張り続けて、
限界ギリギリまで我慢しながら行うものではない。
自分がちっぽけな存在であることを認識しながらも、
世界とのつながりを実感して、
それに満たされながら生きていく。
人の心は「晴耕雨読で満たされる」というくらいだ。
過剰な自尊心の支配下に置かれるから、
おかしなことになるのだ。
失敗してもいい。
むしろ、何度も失敗を経験したほうがいい。
失敗は、それを受け止めて、
糧にしていくための大事な経験だから。
世界はつながっている。
そして、世界は、
時にはものすごく人に優しい。
だけれども、時にはものすごく厳しい。
そのギャップに不信感を募らせてしまわないようにしたい。
世界に悪意はないのだ。
Mr.Children 『彩り』