ポジティブなことが人生にとってプラスになることは確かにある。
しかしながら、ポジティブであるあまり、希望的観測に基づいて行動規範を決めてしまったならば、不測の事態に立ち往生してしまうことになるのだ。
今年の私はイケイケだったものだから、どこかポジティブに舵を切っていた。
夏頃までは、うまくいくことばかりだったから、あまり考えずに「なんとかなる」で突き進み、実際になんとかなっていた。
しかしながら、そんなイケイケの期間はそこまで長く続くわけはなく、「あまりうまくいかない時期」に突入することになる。
人生とは不思議なもので、うまくいく時期は何をやってもうまくいくし、逆にうまくいかない時期は、何をやってもうまくいかないものだ。
今の私は「うまくいかない時期」
考えずに突き進んだ結果、課題にぶち当たることが増えた。
うまくいく時期には気にもせず突き進んでいたはずなのに、今はそれを突き破るだけの推進力は持ち合わせていない。
メンタルの問題だろうか。
あまりにも課題が多すぎると、一度立ち止まって考えることになる。
スーパーマリオが加速してビーダッシュ状態で進んでいたが、ハンマーブラスのハンマーに気がつき、急ブレーキをかけるようなものだろう。
相手がクッパともなれば、飛んでくるハンマーの数は尋常ではない。
それをかいくぐるためのタイミングを探っている状態が、いまの私なのだろうか。
そう考えると、この状況を乗り越えれば、クッパをマグマの中に落として、ピーチ姫と出会えるのかもしれない。
辿り着く先がピーチ姫に化けたキノピオだとしても、それはそれで先に進むことになれば良い。
スーパーマリオの話がしたいのではない。
話を戻そう。
今年の私は、大きな変化と共に生きてきた。
妻と出会い、そして結婚した。
ある意味では、今の状況は、ピーチ姫と出会った後の話と言えるのだろうか。
ゲームではハッピーエンドで済む話であっても、現実はそれから先の生活があるのだ。
「良い時もあれば悪い時もある」
それくらいのメタ認知はできているつもりだけれども、「良い時期」から徐々に流れが変わり、「悪い時期」へと進む過渡期にはメンタルを削られる。
ギャップを埋めるまでが大変なのだ。
人生の端っこと端っこが、短いスパンで来るとなると、さすがに戸惑いを隠せない。
今の私の状況は、そこまで極端ではないけれど、とても振れ幅が大きい。
例え、それが望む変化だとしても、変化は人に大きなストレスを与えるのだ。
もう少し、地に足をつけながら、着実に歩みを進めるべきだと思う。
今はその余裕がない。
だけれども、余裕がないことは言い訳にならない。
もう一回り、器を大きくしなければならない、
そんなライフステージに差し掛かったのだろう。
浮き足立つことなく、
地に足をつけて進みたい。
今は切にそう思う。