「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

もう少しで1月が終わる

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長い1ヶ月だった。

新しい生活にはまだ慣れない。

それでも時は進んでいくのだ。

 

私の生活は大きく変わったものだから、

おそらく心がついていかないのだろう。

 

何もかもを自分だけの都合でこなすことができなくなり、何をするにも共同作業となる。

 

「結婚」とは、私が思っていた以上に、

大変なことだったのだ。

 

若いうちに結婚した人たちは、勢いのままに突き進むことができるから、これまで私は「若いうちに結婚した方が良い」派の立場だった。

しかし、なんのことはない、歳をとってから結婚したところで、勢いのままに突き進むしかないのだ。

 

経験したことのないことばかり。

それを選択し続けなければならない。

一つ一つに時間をかけている暇などない。

 

最後は直感を信じて、

勢いのままに決断をするしかないのだ。

 

そして、決断したことを「正しい道」にするために、あとは努力を重ねるしかない。

その繰り返しの中で、人生は形作られていく。

 

いつまで経っても、人生はわからないことの連続なのかもしれない。

ある意味で、今はそれを思い知るための期間なのだろう。

 

そういう環境に身を委ねるに従って、私も角が取れて丸くなっていく。

荒湯理不尽を受け入れることが可能な体へと変化していく。

 

「大人になるための儀式」

結婚というものはそういう側面もあるのかもしれない。

 

つくづく感じる。

誰かと一緒に生活を共にすることは、大変なことなのだ。

 

まだ私たちの生活は始まったばかりだ。

これから先、私たちはどのように生活を共にしていくのだろう。

私にも先のことはわからない。

 

ただ、お互いがなるべく自由でいたい。

そして、笑顔が長く続くと良い。

 

先のことを考える暇もない1月が過ぎていく。