誰もが薄々気がついていることだと思うが、
ここ数年間、異常気象があまりにも多い。
毎年真夏は日本でも気温が40℃近くまで上がり、真冬は大雪となり、台風の時期には「記録的」という文字が踊る。
日本だけではなく、ヨーロッパでも記録的な猛暑だったり、アメリカでの大型ハリケーンによる被害が出ていたりする。
変に不安を煽るつもりは全くないのだけれども、
「地球は本当に大丈夫なの?」と不安を感じているのは私だけではないはずだ。
だからといって、我々にできることは限られている。
『宇宙戦艦ヤマト』のように、地球から脱出するわけにはいかないし、画期的な科学技術を生み出すこともできないだろう。
一人ひとりが、地道に生活を整えていくしかない。
便利であることが当たり前となり、湯水の如く資源を消費する時代が長いこと続いた。
その生活を続けた結果のしっぺ返しが今なのだ。
消費者の意識としても、持続可能な社会に貢献しない商品を選ぶことを躊躇うような時代。
そこに乗っかることのできないものは、淘汰されていく。
強制力を働かせながら、世界は徐々に変わっていく。
人の気持ちは、流れのようなもの。
周りの雰囲気によって風向きは簡単に変わる。
経済成長が何よりも優先されていた時代を通り過ぎて、新しい時代が到来しつつある。
私たちは、これから誰も経験したことのないような時代を生きることになるのだろう。
氷河期を乗り越えたホモ・サピエンスの祖先たち。
もしかしたら、私たちは、今度は科学技術を武器にして、同じような時代に立ち向かうことになるのかもしれない。
そうならないように、今は大事な時だ。
人類にとってのターニングポイント。
随分と先になって、人類の歴史を振り返ってみたら、もしかしたら、そういう時期に含まれるのかもしれない。
便利な生活から少し不便な生活に変わったとしても、仕方がないのかもしれない。
環境に対する貢献が、目に見える形で還元されればいいのだけれども、そういう事はあまりない。
節電しても電気代は下がらない。
節約をしているつもりでも、支出は増える一方だ。
「エコ」が「喜び」に繋がるような施策がもっと増えればよいと思うのは、私だけだろうか。
これから先の時代は、当たり前のようにエコに取り組んでいく時代だ。
「エコ」が「我慢」になってしまったら、中々定着する事はないだろう。
どのような世界になっても、明るく前向きに生きたいものだ。