私と妻は「価値観がよく似ている」ということは何度か記事にしてきたが、味覚もよく似ている。
スーパーで買い物をしていて食べたいと思うものが大体同じだし、私がたまに買ってくる朝ごはんのパンなんかも、妻のお眼鏡にかなうことが多い。
もちろん、時には妻の好きな食べ物が私はあまり好きではないということや、妻の方が薄味を好むということはあるけれど、基本的な味の好みは近いと言える。
結婚するに当たり、相手との味覚の相性は大事だとよく聞くが、それを実感する。
要は「美味しい」を共有できるだけで、食事が楽しくなるのだ。
楽しければ一緒に食事をしたくなる。
食卓を共にする回数が多くなれば、会話の機会が増える。
いわば食事を通してコミュニケーションの回数を増やすことで、些細なことでも共有する機会ができる。
おそらくそれが夫婦円満につながるのだろう。
一般的に恋愛感情の賞味期限は2年ほど、愛情の賞味期限も3年ほどだと言われる。
そこから先は、異性として接するよりも、家族として接することの方が圧倒的に増えるのだろう。
異性としての忖度がなくなると、相手のことをシビアな目で見るようになる。
それでも信頼関係を築くためには、コミュニケーションが必要なのだ。
だから味覚が合うということは、夫婦にとって大事な要素なのかもしれない。
今のところ私たちは仲良くやっている。
食に関しては、ほとんどストレスがない。
私はあまり料理はしないから、妻が美味しい料理を提供してくれる。
そのことに対する感謝を忘れてはならない。
些細なことから関係は崩れていくのだ。
元々は他人同士だから、いつまでもお互いを思いやる気持ちを持ち続けなければならない。
特に子供が生まれてからは、多くの試練が待ち受けているのだろう。
現状維持にも努力は必要なのだ。
これからも妻に対して感謝を伝え続けるようにしたい。