後期の遅れやバス運転手問題など、数々の問題を引き起こして開催の危機と報道される大阪万博。
これは一大イベントの風物詩だ。
東京オリンピックの時も同じようなことを言われていたが、結果として問題なく開催できていた。
だから個人的にはあまり気にしていない。
それよりも気になることはマスコットキャラクターの気持ち悪さだ。
「ミャクミャク」
腸に目がたくさんついたような気持ち悪い風貌。
なんでこんな気持ち悪いキャラクターを公式マスコットにしたのだろうか。
最終選考でライバルだった他のマスコットは普通の可愛らしい見た目だったと記憶している。
このキャラクターがテレビに映るたびに「気持ち悪い」と思い、大阪万博への嫌悪感を覚える。
この他のイベントでは、グッズ収入も貴重な収益となるはずだが、こんな気持ち悪いキャラクターのグッズが売れるのだろうか。
その点から考えても、行政のセンスの悪さが浮き彫りになる。
あくまでも個人的な意見だが、公的に行うイベントのキャラクターで攻めたチョイスをする必要などない。
無難でみんなから可愛らしいと思われるようなキャラクターにしておけば、それなりにグッズは売れるのだ。
大阪万博に不満が集まる理由の半分くらいは、このキャラクターの気持ち悪さに起因するのではないかとすら思ってしまう。
しかし、こうして「気持ち悪い」と話題になることもまた宣伝効果を生むのだろうか。
そして、これから先何十年も人々の記憶に残り続けるのはこういう個性的なキャラクターなのだろうか。
そういう狙いがあるならば、おそらく狙い通りになっている。
私はこれから先も、大阪万博と聞くと、太陽の塔と並んで、この「ミャクミャク」の気持ち悪さを思い出すのかもしれない。
振り返ると、すでに東京オリンピックの公式マスコットがリスだったか犬だったかすら覚えていない。
なんとも迷惑な話ではあるが「ミャクミャク」は嫌悪感と共に私の記憶に残り続けるのだろう。