「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

子供が産まれました

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先日、長女が誕生しました。

母子共に健康です。

妻は入院中で、そのまま実家に帰るので、私が直接育児をする機会は当分先になる予定ですが、少しずつ実感が湧いてきました。

 

たくさん初めての経験をしました。

出産に立ち会い、名前を決めて、役所に出生届を出し、会社への各種申請。

その過程の中で、確かに新たに1人の人間が誕生し、社会の一員になったことを実感しました。

 

ミルクをあげて、おむつを交換。

人間の赤ちゃんを育てるのは、本当に手間がかかる。

多くの人の協力が必要。

それが社会性を生み出して、ホモ・サピエンスを生態系の頂点にまで押し上げたというのですから、なんとも逆説的です。

 

私に子供が産まれた。

それは、なんとも信じ難い事実です。

 

ブログ開設当初は、女性から酷い仕打ちを受けて、弱者男性としてのお気持ち表明ばかりをしていた私。

そんな私に子供が産まれたのです。

人は変わるものですね。

 

一つだけ言えることは、私は望む未来に向けての歩みを止めなかったということ。

どんなに苦しくても、コンプレックスと向き合い続けてきました。

そして、それを乗り越えて妻と出会うことができました。

 

「行動を続けていれば夢は必ず叶う」だなんて、安易なことは口が裂けても言えませんが、夢を諦めずに行動を続けていれば、どこかで夢と折り合いをつけることができるのでしょう。

 

「ここまでやった」

「あとはなるようになるしかない」

 

そこまでの境地に至るまでの道のりは険しいものです。

しかし、その境地に至った時に初めて見える景色は、人生をひと段落上に押し上げてくれるのかもしれません。

環境が変わらなかったとしても、ライフステージは変わるのです。

 

私の場合は、折り合いをつけたところで運良く妻と出会うことができました。

そのことで、たまたまライフステージが変わったと同時に、環境も変わりました。

 

気持ちが変わるのか。

環境が変わるのか。

あるいは両方が変わるのか。

 

全ては心の持ちようで決まる。

ふとしたきっかけで、人は自らの手で如何様にも望む未来をデザインし直すことができるのかもしれません。

 

「多様性」を認める社会。

それは、自らも「多様性」を受け入れる必要のある社会。

 

ステレオタイプは崩壊しました。

結婚して子供を持つことが当たり前ではなくなった時代に、私はそれを望み続けて、結果として掴み取ることができました。

それは幸運なことなのでしょう。

 

そして、ここからまた新しい未来に向けた出発が始まるのです。

険しい道のりであることは百も承知です。

しかし、大変な苦労を経て、人生と折り合いをつけてたどり着いた先なのですから、私には文句を言う資格はありません。

 

ただただ感謝を胸に、この険しい道のりを歩み続けるだけです。

引き続き、その道のりを文書に変えて、ブログに投稿できればと思います。

 

ありがとう。

産まれてきてくれて、

ありがとう。