「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

2022年に影響を受けた作品たち

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昨年は、「2021年に影響を受けた作品たち」と題して、

次の作品を挙げていました。

 

本:ドストエフスキー罪と罰
音楽:「Uru」
映画:『花束みたいな恋をした』

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今年も1年を振り返って、

3つの作品を挙げたいと思います。

 

本:ミヒャエル・エンデ『モモ』

 

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出版から50年以上が経っても色あせないテーマに脱帽です。

人は「豊かさ」を得るための代償として「時間」を手放してしまった。

 

自らの時間の使い方を自分で決めることなく、

気が付くと「時間泥棒」たちに搾取されている。

少女モモの無垢な目を通してファンタジー長に描かれる児童文学だが、

背筋が凍るような問いかけをされ続けた気分になる作品。

 

「本当の豊かさ」とは何なのか。

私たちは「経済的な豊かさ」を手放すことができなくなることで、

「時間」を搾取され続けている。

 

もう、元に戻ることはできない。

それならば「時間を搾取されながらも、経済的に豊かな生活を選んだほうがマシ」と、

そう語るモモの友人であるジジの言葉が頭に残る。

 

私たちは、もう戻ることはできないのだろうか。

そう問いかけては、やまびこのように自らの心に反響する難題。

「時間」とは何か、その根源に迫る不朽の名作。

 

漫画:『ONE PIECE

 

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私は、コミックス10巻の辺りからONE PIECEを読み始めました。

そこから、新刊が出るたびに買い続けて、今年で104巻となります。

そのONE PIECEと歩んだ長い歴史の中で、今年ほど熱が高まった年はなかったかもしれません。

 

初めて映画館にONE PIECEの映画を見に行き、映画の主題歌である『新時代』はかなりの回数リピートしました。

そして、暇さえあれば、今後の物語を予想する考察動画を見て、ONE PIECEの世界に想いを馳せる時間は、少なくとも大人になってからは、過去一番長かったはずです。

 

衝撃のギア5から、物語は最終章へ進むことを宣言して、最も熱い展開を迎えているONE PIECE

来年もしばらく私の熱は下がることがなさそうです。

 

音楽:ZARD運命のルーレット廻して

 

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先日の記事でも書きましたが、今年の前半はZARDばかりを聴いていて、後半はミスチルばかりを聴いていた年でした。

その中で、今年の一曲を選ぶとすればこの曲です。

 

妻との出会った直後でしょうか。

その辺りの時期に幾度となくこの曲を聴きました。

 

「運命のルーレット」

 

人生はどこでどうなるかわからない。

私と妻との出会いは、必然だったのか。

この出会いにたどり着くために、私の恋愛は奇跡的にうまくいかないことが続いていたのか。

そんなことを考えながら、ひたすらこの曲をリピートしていました。

 

「今回の出会いは運命なのだ」と、この曲を聴きながら、そう自分に言い聞かせていたのかもしれませんね。

 

次点では、映画『竜とそばかすの姫』でしょうか。

 

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細田守監督の長編作品は全て見ていますが、私の中では『時をかける少女』『サマーウォーズ』を超えて、この作品が最高傑作だと思います。

 

現代社会の闇に踏み込んでおり、主人公の少女がバーチャルの世界に初めて踏み込むシーンは、鳥肌ものでした。

記事にもしており、とても良い作品だと思うのですが、「影響を受けた作品」というテーマからすると、私の行動が変わるほど「影響は受けていないな」と感じました。

 

さて、今年もたくさんの方にお世話になり、

なんとか最後まで毎日更新を続けることができました。

本当にありがとうございました。

 

来年も、続けられる限りは続けていきますので、

気がつくようでしたら、お付き合いください。

それではみなさま、良いお年を!

 

2022年

ますを