前にも同じようなタイトルで記事を書いた記憶がある。
その時も私のお金の使い道として、老後への投資割合が大きいのではないかという懸念を書いたはずだ。
しかし、それからも私は相変わらず老後に向けての積立投資を続けている。
未来への投資。
そう書くと見栄えがいい。
しかし、未来にばかり投資をしていて、果たしてその投資した分を使い切ることができるのだろうか。
それを考えると甚だ疑問である。
要は老後への投資は「保険」と同じようなもの。
掛け捨てではない分、汎用性があるものだから、とりあえず未来への投資と銘打って「保険商品」に投資をしているようなものだ。
今の生活を切り詰めて投資をしているわけではない。生活水準に文句はない範囲で余ったお金を投資している。
それでも拭えない違和感。
もっと今に投資しても良いのではないだろうか。
そう考えながら、相変わらず未来への投資を止めることができない。
今必要なお金の使い道を考えても思いつかない。
必要なところには必要なだけお金をかけている。
むしろ、食費や光熱費に関しては、もう少し切り詰められるのではないかと考えているくらいだ。
今に投資先がないからといって、消去法で未来に投資をしている。
それが今の私の現状だ。
そう考えると、未来の私は貯めたお金を使うことができるのだろうか。
今の先にある未来の私だ。
おそらく余程の変化がなければ、生活水準を上げることなく生活しているような気がする。
そう考えると、やはり「保険」と同じだ。
余程の大きな変化があった時に生活を続けられるように、未来に投資をしている。
インフレが進んでいる世の中だから、もしかしたら未来の日本は世界と比べて今よりも貧しい国になっているのかもしれない。
そういうリスクを吸収するための投資だ。
お金を積み立てていても、あまり未来に希望があるように思えなくなってくる。
やはり、今に対する投資を増やしてQOLを上げた方が良いのかもしれない。
老後のことばかりにお金を費やしていると、心まで老け込んでしまう気がするのだ。
こんなことを書いていても、おそらく私は今月も積立投資を続けるのだろう。