はがきの値上げがあったからか、デジタル化の波に押されたか今年は年賀状の数がかなり減った。
1枚63円から85円への値上がりはインパクトが大きかった。
これまでやり取りを続けていた人からも今年を境にやりとりがなくなるのだろう。
これまた喪中という文化がめんどくさかったりもする。
それを機に年賀状を送らなくなる人もいる。
それも重なったのかもしれない。
数々の試練を潜り抜けて、それでも年賀状のやり取りを続けてきた人たち。
そこには何か絆のようなものを感じる。
しかし、それもいつまでも続くことではないのだ。
もはや紙の文化は廃れていくのだ。
郵便局側も「辞めたい」という意図が見て取れる。
ただでさえ配送の人手不足だ。この時のためだけに特別に人を雇って対応するなんてバカらしいのだろう。
そう言った意味で。今回の値上げは思惑通りだったのかもしれない。
「年賀状仕舞い」
細く永く繋がっていだ人たちとの接点が完全に断ち切れることには少し寂しさを覚える。
私の場合、年賀状を送る人がゼロになることはなさそうだから、それならば送る枚数が減ったところで手間はあまり変わらない。
それならば、送っておいた方が寂しさを紛らわすためにも楽だったように思う。
その分、LINEなどデジタルで繋がっている人とは、そっちで年賀状をやり取りする方向になるのかもしれない。
それはそれで会うきっかけに繋がりそうだ。
人のつながりを減らすことに対して抵抗がある。
形は変われど、何らかの形で繋がっていきたいものだ。
今年はできるだけ人と会うようにしたい。