命を粗末に扱いたい

f:id:tureture30:20190912063647j:image

 

ドラマ『あなたの番です』

 

「私は人を殺すことを愛しています」


黒島ちゃん、

危ないやつだったのね。

 

似たような女を知っている。

虫も殺さないような顔をして、

甘えた声で媚びるような態度をして、

裏では二股をかけて平気で人を切り捨てる。


おそらく彼女の思考回路は、

他人は自分の欲望を満たすために存在している。

そういうことなのだろう。


男はバカだから、

見た目とそのミステリアスな態度に騙されて、

手玉に取られる。


「若くてきれいな女には敵わない」

村上龍氏の主張、


生理的に無理だから、

そういう女とは1秒でも時を共にしたくはない。

必要最低限で済ませてあとは関わらない。

吐き気がしてくるから、


黒島ちゃんのように命を奪わなくても、

そういう女はたくさんいる。

もちろん男もだろうけれど、


何のためらいもなく、

人を道具のように扱って、

そこに敬意すらない。

あるのはどうすれば自分の欲望を満たせるのか。

それだけ、


「命を粗末に扱いたい」


作中に出た言葉、

きっと幼稚な全能感の延長にあるもの、


人の人生を掌中に収めた気になって、

人より優れているって思い込んで、

自分の価値を確認する。


なんとも浅ましい。

人と比べないと自分の価値がわからない。

そのくせプライドだけは高くて、

反論されると食い入るように正当化に躍起になる。

 

気持ちが悪い。


そういう人ってきっと、

大事にしているように見えて、

結局は自分の命も粗末にしているのだと思う。


人の犠牲のもとにいろいろなものを手に入れて、

自分の命を死から遠ざけて、

一生懸命に生きることを馬鹿にして、


終わりがあるから輝く。

輝かせようと火を絶やさない。


人生がある程度進んだら、

「手に入れたものを手放す」

そういう作業が大事、


いつまでも燻って、

手に入れることばかりにこだわって、

時ばかりを積み重ねたって、

それが何になるのだろう。


「生き切った」


そう思えるように、

たくさん苦労しているのだろうな。

そう考えると苦労も悪くない。


どう考えても私は小市民、

真面目にコツコツと積み上げて、

少しずつ色々なものを手に入れて、

そうやって生きてきた。


これからはもう少し踏み込んで、

一日一日を噛み締めて生きたい。


先のことばかりに思いを馳せるからおかしなことになる。


心がまともなうちは、

地道にコツコツと、

きっとそういう生き方が一番幸せ、