「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「感情」に名前を付けるということ

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脳が瞬時に判断する。


「怒り」や「喜び」

「恐れ」や「哀しみ」


その基準は無意識だとしても、

既に自分の中に存在するのだ。


だから過去の経験をもとにして、

脳は「感情」というものを生み出す。


もはや一瞬の出来事だ。

一瞬すぎて何が起きたのか理解が追い付かない。

だから人は「感情」というものに振り回されてしまうのだ。


その出所を直視して、

生まれた感情に「名前」をつけてやる。


「強引」だろうが「後付け」だろうが構わない。

「名前」を付けることが大事なのだ。


人は「得体の知れないもの」を恐れる。


だから「感情」の正体をはっきりさせてやらないと、

「負の方向」へと拍車がかかる。


「負の感情」は自己防衛本能だから、

マイナスにばかりバイアスをかけて、

どんどんどんどん落ち込んでいくのだ。


「感情に名前を付ける」


その「名付け親」は、

他の誰でもなく「自分」なのだ。


だから、

それが生まれた時を知っていて、

それが生まれた理由を知る努力をして、

そいつにどう成長していって欲しいのかを考える。


名前を付けるためにはさ。

それくらいの情報は必要なのだ。


どんなに忘れたい感情でも、

どんなに消えてほしい感情だとしても、

「なかったこと」にすることはできない。


ふとした時に思い出して、

それを懐かしむことができるのか、

それとも、それをトラウマのようにいつまでも引きずってしまうのか。

 

それは自分次第なのだ。


「見て見ぬふりをする」


そういう時期は確かに必要なんだけどさ。

どこかで向き合ってあげないといけないんじゃないのかな。


「生みの親」は自分自身、


生み出したくせに蔑ろにしてさ。

「名前をつけるための努力すらしない」

それって「ネグレクト」なんじゃないの?


「感情」ってやつは逞しいからさ。


ご飯を与えなくても、世話をしなくても、

一人で生きていくことができるけれど、

長いこと相手にもしてもらえなかったらさ。


そりゃあ、拗ねるよ。

駄々をこねて暴れだすのも無理はない。


だから、ちゃんと名前を付けてあげて、

心の隅っこ辺りにでもいいからさ。


しっかりと「居場所」を与えてあげる。

それだけで安心してくれるんじゃないのかな。


私は私の感情と向き合う。

「負の感情」ほど手のかかる可愛い子供だ。


誰かのせいにしたところで、

何にもならないのだ。