この記事はリライトだ。
2年前に同じ曲で記事を書いていた。
その時は12月の始まりだったけれど、
今回は12月の終わり、
「冬が始まる」という感覚も乏しいままに、
ここまできてしまったのだろう。
慣れない環境で忙しくなり、
気持ちは落ち着かない。
以前と比べて、自分と向き合うことを後回しにしているのだろう。
そして、年末に差し掛かり、
ようやく「今年も終わるのだな」という気持ちとともに、冬の訪れを実感する。
気がつくと街はイルミネーションに彩られている。
ここぞとばかりに存在を主張する色とりどりの光たち、
夜が最も長くなる時期だから、
活躍の時間が伸びて喜んでいるかのようだ。
私の「夜明け」はいつくるのだろう。
しあわせに満ち溢れて、
心のガソリンタンクがはちきれんばかりに膨張する。
そんな日は来るのだろうか。
「冬がはじまるよ」
春はまだ遠い。
槇原敬之『冬がはじまるよ』