「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「他人の考え方」に対する理解

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人の思考は千差万別だ。

例えば、「りんごが落ちた」という事象一つとっても、何も感じない人もいれば、逸話の真偽はともかくとして、ニュートンのように世界の真理に及ぶ人もいる。

 

仕事中に寝ている人を見て「自分は忙しいのに、こいつは暇なのか」とイライラする人もいれば、家庭環境の悩みや病気を懸念して心配する人もいる。

これだけ考え方が多様なのだから、相互理解は難しい。

 

それでも私たちは、同じ空間で同じチームとして働くことを求められる。

それならば、無理をしてでも、お互いの考え方を「受け入れる」ことはできなくとも、理解しなければならないのだ。

 

自尊感情の低い人ほど、他人に対してマウントをとりたがる。

他人に対して誇れるものを見つけると、それを拠り所にして自分の価値を認めたがるからだ。

 

そういう人と接する時の態度として気をつけなければならないことは、その人のプライドを傷つけないようにすることだ。

少しでも間違いを指摘すると激昂する。

だから、間違いを指摘するときも、「あなたの考えも間違いではないけれども、こういう方法もある」と、注意深く接する必要がある。

 

意見を戦わせることで成果をブラッシュアップすることを求める人もいるけれども、自尊感情の低い人に対してそれをしようとすると大変なことになるのだ。

 

口では本人の思っていることと全く違うことを言っているケースもある。

「何か思うことがあったら、なんでも意見を言ってほしい」

その言葉自体が罠だったりもする。

 

相手のタイプを見抜いて、それに応じた接し方をしなければならない。

相手のマネジメント不足だと感じても、自分の力不足を詫びなければならない。

 

それが「相互理解」ということなのだ。

結局は、立場の強い人間が得をするようにできている。

まだまだ日本はそういう会社が多いのかもしれない。