私の気持ちが落ち着かないからだろうか。
最近は通勤の満員電車が苦痛で仕方がない。
ふとしたことでイライラするのだ。
不機嫌でいると不機嫌を呼び込む。
まさに悪循環だ。
どうしてもあの閉鎖環境には慣れない。
少し動いただけで周りとぶつかる。
周りが少し動いただけで私とぶつかる。
その環境に閉じ込められるのだからたまったものではない。
心を無にして過ごしている。
それでも変な奴がいるとイライラする。
前のスペースが空いているのに、私の方に寄ってきたり、不自然に吊り革を掴もうとして腕を顔の前に突き出してきたり。
吊り革を掴むことに命をかけている人がいるけれど、あれは本当に邪魔だ。
そこまでして吊り革を掴む必要があるのだろうか。
甚だ疑問だ。
あとはフード付きの服やポニーテールの女性。
ギリギリのスペースの中では、あの出っ張りだけでも邪魔になる。
その辺りもなんとかならないのだろうか。
いろいろな立場の人がいて、色々な感情で電車に乗っている。
それはわかるけれど、もう少し全員がスペースを開ける努力をするだけで、環境はかなり改善されると思うのだが、なかなかそうはいかない。
旅行客が増えたということもあるのだろう。
大きいスーツケースを持って、2人分のスペースを陣取る人たち。
なんでわざわざ通勤ラッシュに移動するのだろうか。
その時間じゃなければならないのだろうか。
そうやって些細なことでイライラする。
社会や行政の対応も不十分だ。
満員電車ゼロを実現するとぶち上げた都知事がいるが、全くと言って良いほど成果は上がっていない。
これから先も都心の人口は増えるだろう。
労働人口が減っていて、企業が人材確保に苦労しているという話は聞くが、少なくとも通勤環境からは、それを全く実感することができない。
こんな調子でずっと働き続けなければならないのだろうか。
なんとも先が思いやられる。