話をしている中で、自分が何を話したかったのかがわからなくなることがある。
それは「コアメッセージ」を意識した話方をしていないからだ。
自分が最も伝えたいことはなんなのか。
それだけは相手に伝わるようにしなければならない。
逆に、それさえ伝われば勝ちだ。
大抵の話は相手の記憶に残ってなどいないのだから、一つでも残すことができたならば勝ちである。
コアメッセージで始まり、
コアメッセージで終わる。
「憧れるのを辞めましょう」
その言葉は選手の心に突き刺さり、優勝への原動力となった。
本当に伝えたいことはなんなのか。
それを吟味した論法を組み立てることが大事だ。
話し始める前に、何がコアメッセージなのかを意識して話し出すと良い。
会話の中で伝える内容がブレたとしても、最も伝えるべき内容さえ決まっていればそれだけは伝えることができるのだ。
結論を急かさずに、相手の話す内容がわからなければ、わかるまで質問を繰り返せば良い。
相手のコアメッセージが何かを探ることも重要だ。
自分が何を伝えたくて、相手が何を伝えたいのか。
会話の目的は、それをお互いが理解すること。
それだけなのだ。
