「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

人をゴミのように扱うことで得られるカタルシス

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人は、自分の立場が上だと思うために、誰かを自分より低く見ることで相対的に自分の立場を上げようとする。

これは下の下の自尊心の満たし方。

私はこれまでこの行いをそのように表現してきた。

 

しかし、どこか無意識で本能的に、そのような行いに興じていることがある。

もしかしたら、これは人のサガなのかもしれない。

 

Mr.Children『HERO』の歌詞の中にこうある。

ダメな映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられていく。違う、僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ。

 

銃を乱射して、バタバタ人が倒れていくシーン。

ゲームの無双シリーズで、たくさんの敵がボタン一つでバタバタと薙ぎ倒されていくシーン。

私たちはそういうシーンに爽快感を覚える生き物なのだ。

 

人はみんな自分の立ち位置に不安を感じながら生きている。

だから、その不安を解消することに爽快感を覚える。

ただそれだけのことなのかもしれない。

 

自分の努力の果てに、自分のことを心から認めてあげることはできないのかな。

手軽に得られる爽快感に心を縛られてさ。

その先にある真の爽快感に目を向けることができなくなる。

それはある意味、惨めなこと。

 

人の成功を心から喜ぶことのできる人になりたい。

そうすることで、自分の成功も心から喜んでくれる仲間ができるはず。

そうやって、切磋琢磨していく中で真の爽快感を覚えることができれば、安易な爽快感に心を狂わされることなどなくなるんじゃないのかな。

 

浄化されていく。

私たちの心は、私たちの求めているものを知っているはずだ。

それなのに、簡単な代用品で満足していたら、どこか心にモヤモヤが残りやしないだろうか。

 

それが「満たされない」と感じる気持ちの正体なのかもしれない。

結局のところ、自分の心に嘘をつくことはできない。

世界の全員を騙すことができたとしても、自分の心は自分が世界を騙していることを知っているのだ。

 

心から納得できるような、そんな選択肢を選び続けたい。

例え、選択肢に納得できるものがなかったとしても、立ち止まって最善策を見出すことのできるくらい、実力を身に付けたい。

まだまだ私には力が足りないと感じる。