今更シリーズです。
ではなくてまどか☆マギカ^^;
当時エヴァの再来と言われた話題作、
アマゾンプライムで見られたので、
今更ながら見ました。
百合ですが間違いなくセカイ系、
とても良く出来た作品、
テーマは祈りと呪い、
無から願いを叶えるほどのエネルギーは、
代価として呪いを生み出してしまう。
なるほど、
誰かが幸せになれば他の誰かが不幸になる。
錬金術に近い考え方ですね。
印象的だったのは、
キュウべえは合理主義の権化のようなもの、
全体最適化のためには個人の犠牲は厭わない。
IT化、AIの限界を見た気がします。
汎用性を求めれば非合理的な設計は、
どう頑張ってもできないもの、
浦沢直樹のPLUTOのようにロボットが心を持つようにならなければ、
行き着く先は合理化に飼いならされた社会でしょう。
人が人たりうるために、
全体よりも目の前の個を慈しむ気持ち、
これを忘れてはならないと感じました。
最後はまどかが人類の全てを背負うのですけれどね。
それも目の前の個を慈しむ心が発露なので、
セーフか。
「そして神になった」
みたいなのはあまり個人的には好きではないのですが、
本人は良しとしてもまどかの犠牲が切り離せないので、
エヴァのように全ての人類が一つになったという方が納得感があります。
人類がそれよりも大きな何かに飼いならされる社会はもうそこまで来ているのかもしれません。
ちなみに魔法少女俺の方はBLみたいです。
検索していてインパクトがすごかったので、
表紙に使いました^^;