泣くことが最高のストレス発散というけれども、
そう簡単に涙など出てこないお年頃、
だから私は「書く」のだ。
このブログが涙の代わり、
ここに感情を吐き出して、
どうしようもない気持ちを吐き出して、
それを認めてもらうことで不安を解消する。
そうやって、
続けてきた。
だから毎日、
煩わしさもなく呼吸をするように、
言葉を紡いでいる。
私は「書くこと」が好きだ。
時間を忘れて没頭できる。
自分と世界との境界線を、
書くことによってはっきりとさせている。
客観的に自分を見て、
自分の居場所を確認する。
まだまだ捨てたものではないって、
確かめている。
それと同時に、
不甲斐なさや惨めさ、
器の小ささを受け入れている。
ある種のナルシズム、
私はこんなにダメ、
私はこんなにかわいそう。
私はこんなに傷ついている。
そういうものって、
なかなか吐き出せない。
だから吐き出す場所が必要、
私にとっての書くことって、
そのための作業、
「メタ認知」というやつ、
それによって平静を保てるのだ。
不安に包まれているから、
心の浮き沈みが激しいから、
だから、
言葉が次々に溢れてくる。
日常に散りばめられたかけらを拾い集めていると、
それが色形を作り始めて、
一つのセンテンスに変わる。
ふと浮かんだ言葉、
それを掴み取る。
一瞬で消えてしまうから、
忘れないうちに形にとどめる。
そういう作業を積み重ねている。
言葉が出なくなるタイミングはどんなだろう。
これ以上ない幸せに包まれたときか。
はたまたその逆か。
それとも、
呼吸が止まるまで、
言葉が私から消えることはないのか。
それはわからない。
だけれども、
今はただ綴る。
書きたいと思うから書く。
自分の人生を大事にすること、
書くことはその大事な作業の一つ、
言葉が枯れ果てるまで、
書き続けたい。