カンチ

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「カンチ!」

東京ラブストーリーはあまり知らない。


そちらではなくて「病気が治る」

「完治」のほうだ。


昨年患った、

「下手したら死ぬ」と言われた病が治ったようだ。


定期的に検査を受けていたけれど、

今回を持って通院の必要はないと言われた。


ここ数年は、

親しくなった女性は離れていくばかりなのに、

病気ばかりを引き寄せていた。


「病気モテ」


人生について考えるきっかけにはなるけれど、

嬉しくもなんともないモテだ。


だけれども、

ひとつ、先に進めたのかもしれない。


「病気」というものを手放したから、

空いた私の隙間に誰か素敵な女性がスッと入り込んではくれないかな。


「春日のここ、空いていますよ」


もう思い出せないくらい長いこと、

ずっと私の「ここ」は空いている。


だけれども、

空いていると思っているだけで、

実は空いていなかったのかもしれない。


色んなものを抱えすぎて、

生きることに精一杯で、

隙間なんてなかったのかもしれない。


だから、

いい雰囲気になるたびに、

先に進むことを心が避けていたのだ。


その結果の今、


そうしてまた一つ、

病気といっしょに手放した。


私からではない。

煮え切らない私の心を悟ってか、

お相手からの提案、


「不誠実」

そう思っていた関係を、

きれいな形で手放すことができた。


最後は嬉しそうに話しながら、

手を振って別れた。

心のうちはどうだったのかな。

傷が残っていなければいいけれど、


「とりあえず」

やはりそういうのは私には向いていない。


もう出会いを求めることに疲れてしまったな。

とっても疲れてしまった。


これからどうなっていくのだろう。


3ヶ月と少し、

婚活にお熱だったものだから、

うまくは行かなかったけれど、

「好き」と思える人にも出会えた。


「誰かといっしょにこの活動を終えるのだろうな」

そんな予感はただの予感でしかなかったようだ。


やはり一人、

私の恋愛ってそういうもの、


いいところまで行ったって、

いつだって最後は一人、


とりあえず、

人間活動を再開しよう。

結婚を目的に片っ端から出会いを求めては離れて、

なんだか人間ではない活動をしていた気がするから、


いっぱい笑って、

いっぱい食べて、

いっぱい体を動かして、

きちんと寝て、

たくさん出して、

一緒にいたいと思える人と時を過ごして、


そうやって、

病気なんかに振り回されないで、

生き生きと生きよう。


だって、

ちゃんとした恋がしたいから、


全身全霊で好きになる。

もう一度、そんな恋がしたいから、


いつまで経っても私の心はきっと、

ティーンエイジャーのままなのだろう。