「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

販売員の方たちを応援したい 〜コロナに負けるな⑤〜

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いつもお世話になっている、

保険屋さんの女性から電話があった。


「ますをさん体調は大丈夫ですか?

ご家族や周りの方達も大丈夫ですか?

しばらく訪問できないんですよ」って、


「お仕事大丈夫ですか?」って聞くと、

「そりゃもう大変ですよ」って、


お客さんに会うことが仕事なのに、

お客さんに会うことができないらしい。


保険の販売員って厳しいノルマに追われているのだろう。

シビアな世界だ。


「何かあれば連絡してください」って、

電話は終わった。


ドラッグストアの店員さん、

「カスタマーハラスメント」の雨あられみたい。


「いつ来てもマスクを売っていない」

そんなクレームで罵倒される。

そんなの私たちにもわからないのに、


早朝から並んでマスクの陳列を監視するかのように、

店内をうろうろする高齢者、

陳列を待たずに売り切れてしまう。


スーパーのレジ係さん、

週末になると長蛇の列が続く。


こんなに多くの人と触れて、

「私たち大丈夫なのかしら」

不安に苛まれる。


家に帰れば子供たち、

そして高齢の家族、

とても割りに合わないけれど、

生活のために働かないわけにはいかない。


飲食店の店員さん、

カフェは嘘みたいに空いている。

スタバは自主閉鎖と聞く。


居酒屋は19時までの閉店を求められる。

仕方がないから屋台を出して生計を立てたり、

お弁当販売を始めたり、


このまま店は続くのかな。

いつ閉店してもおかしくないくらい人が来ない。

バイトで生計を立てているのに、

シフトはどんどん減らされてしまう。

そんな不安に苛まれる。


販売員の方たち、

いつも笑顔と気配りを届けてくれる。

日本の接客って本当にすごい。


それはきっと、

仕事に誇りを持っているから、

責任感を持っているから、


私のような「孤独の国」の住人は、

ちょっとしたことに心を温められる。

そんなほっこりした経験は少なくない。


その笑顔と気配りが、

殺伐とした世間に安らぎを与えるのだ。

 

その笑顔と気配りに、

救われる人たちがいるのだ。

 

もちろん無理は禁物、

体には充分に気をつけて欲しい。


だから負けるな。

販売員の方たち、

コロナに負けるな。