あくまでも暫定的な措置、
そうして「テレワーク」が終わる。
多くの方はそういう状態だろう。
人は「便利」に慣れてしまうと、
元には戻れなくなる。
それは歴史が証明してきたこと、
テレビ4K時代の今に、
ブラウン管のテレビを見てみると、
とてもじゃないけれど画像が荒くて見られたものではない。
そもそもアナロ熊は絶滅してしまったのだけれども、
それと同じように、
「満員電車」のない生活、
「通勤時間」のない生活、
そんな便利なものを手にしたテレワーカーは、
元の生活に戻るために多大な「ストレス」を強いられる。
そうして声は大きくなるのだ。
「テレワークのほうがいいじゃん」って、
だけれども日本の経営陣はそろって保守的だ。
一部思い切った企業はあるようだけれども、
概ね働き方を変えようとはしないだろう。
だからテレワーカーたちよ。
その声を絶やしてはならないのだ。
「テレワークのほうがいいよね」って、
その灯を絶やしてはならない。
そして働きかける。
「テレワークのほうがいいですよ」って、
通勤時間ほど無駄なものはない。
そしてストレスのかかるものもない。
できない職種もあるけれど、
社会にそういう声が広がれば、
できる職種の人たちはテレワークに移行して、
通勤環境自体が改善される。
テレワークで働ける人たちは、
テレワークで働けばいいのだ。
国だってそれを推奨している。
マクロでみれば何の不都合もない。
問題はミクロな部分、
会社個々に制度を変えたり、
環境を整えたり、
だけれどもこういう時に進まないと、
これから先だって進まない。
是非はともかく9月入学の議論で、
「火事場のなんたら」だとか非難する声があったけれど、
チャンスってそうそう転がっているものじゃない。
問題なんて議論すればするほど出てくるよ。
だけれども、
「良いものは良い」
そういうものじゃないのかな。
だからテレワークの存続を望むのならば、
声を挙げ続けなければならない。
「時間」の対価として賃金を得る時代は終わるのだ。
「成果」の対価として賃金を得るようにしないと、
そうならないからおかしなことになる。
言われたことしかやらなくなる。
そうして「与えてくれない」
そんなことに文句を言うようになるのだ。
「努力が報われない」
そのことに文句を言うのはまだわかる。
だけれども、
努力もせずに立場にあぐらかいていて、
その立場が脅かされるから文句を言う。
そういうのって自己責任じゃないの?
だから改革が進まないのだ。
そういう人が作り上げた社会、
そういうものってあと何年したら変わるのだろう。
「テレワーク」の存続を求める。
何も「テレワーク」のためだけではない。
こんなことも進まないようならば、
これから先は期待できない。
人だって会社だって、
これから先は変化に順応しないと、
どんどん淘汰されてしまうのだ。