「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

11月が終わる

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今月は稀に見るほど激しい月だった。

もはや、振り返っても思い出せないくらいに目まぐるしく動いていた。

目の前にタスクは山積みで、とにかくそれをこなすことに躍起になっていた。

 

心を動かさないように意識して、とにかくやらなければならないことをこなす。

その繰り返しの中で時は流れていく。

 

私の中に、確かに経験は残ったのだろう。

もう一度同じ月を繰り返すとなると勘弁してほしいと思うくらいに、過酷な日々だった。

 

しかし、今見えている範囲だけでも、12月も同じように忙しいことは決まっている。

そして、1月、2月も忙しい予感に包まれている。

 

私に安息の日々は訪れるのだろうか。

今はただ、タスクをこなし続けるしかない。

 

思えば、転職前は最後のモラトリアムだった。

転職してからの私の人生は、思いもよらないくらいに忙しい方向へと転じた。

 

思索に使う時間は極端に減り、タスクに追われる日々は加速している。

どこかで落ち着くことを期待しても、なかなか期待通りにはいかない。

 

仕事も、プライベートも、

これでもかと言うくらいにやることは減らない。

そして、妻の自由奔放さが忙しさに拍車をかける。

 

もはや破綻している。

ギリギリでやりくりしながら、誤魔化してここまできたけれど、それにも限界がある。

 

ここから先もこの生活を続けるためには、

私がもう一段階成長しなければならないのだろう。

 

「成長を追い求めた先」

 

そこには「栄光」があるのか。

それとも「破綻」があるのか。

 

うまいことコントロールしていかないと、

後者に転ぶこともある。

 

とにかく割り切るところは割り切って、

考える必要のないところは流れに任せて、

「今」を意識して過ごさなければならない。

 

先のことを考えるだけで、

脳内リソースは吸い取られていく。

先のことは、その時の私に任せて、とにかく目の前のタスクをこなすしかないのだ。

 

どこまで行っても、私は私の人生に責任を取らなければならない。

私が望んで選択した先の「今」なのだ。

 

あとは、やるしかない。

どこかで折り合いがつくことを信じて、

先に進むしかないのだ。