初めて聞いた言葉。
「ソーバーキュリアス」
お酒が飲めるのに、飲み会などであえてお酒を飲まない人を指す言葉らしい。
20代のうち4人に一人がこの「ソーバーキュリアス」に当てはまるというアンケート結果もあるとのこと。
それほど、今の若者はアルコール離れが進んでいるのだ。
アルコールを敢えて飲まない理由は、健康志向によるものが大きいそうだ。
一時期爆発的な人気となったアルコール度数9パーセントのストロング系チューハイは、今や右肩下がりに需要が落ち、「ほろよい」や「ビアリー」などの低アルコール飲料、あるいは健康効果をアピールしたノンアルコール飲料の需要が高まっているらしい。
コロナ禍がもたらした健康志向。
それは、飲食店のみならず、アルコールに対する私たちの考え方を変えてしまったのかもしれない。
確かに私の周りでも、アルコールを控える動きは強いと感じる。
当の私も30代後半にして、極端にアルコールを取る機会が減った。
結婚による生活の変化もあるが、1週間に一度もお酒を飲まないことのほうが多くなっている。
時代は健康志向へと向かっており、アルコールはコスパが悪いと認識されるようになっていくのだろうか。
人が理性に支配される時代。
人が本能を遠ざける時代。
私たちはどこへ向かうのだろう。