歳を取れば取るほどに、時が過ぎるのが早く感じる。
1年があっという間だと感じるようになる。
時が過ぎる感じ方の早さを法則で表したものがあるようだ。
それが「ジャネーの法則」である。
昼休みにテレビを見ていたら紹介されており、気になったので調べてみた。
例えば、50歳の人間にとって一年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。つまり、50歳の人にとっての10年間は、5歳の人にとっての一年間にあたり、5歳の人にとっての一日は、50歳の人にとっての10日にあたることとなります。
(出典tenki.com<https://tenki.jp/lite/suppl/rsakai/2018/11/10/28569.html>)
この記事によると、5歳の時と比べて、50歳の人は10倍の体感で時が流れていく。
20歳の時と比べても、40歳の人は2倍の体感で時が流れていくことになるということになる。
最近の私は毎年変化の連続だ。
それでも一年が短く感じるのだから、これから先も先細っていく一方なのだろうか。
『月曜から夜ふかし』でマツコデラックスさんが話していたことが印象的だ。
「人生なんてあっという間よ!若いうちにできることはなんでも挑戦しておきなさい」
40で前の私ですら、それを強く感じている。
若いうちにもっと幅広く色々な経験を積んでおけばよかった。
私の20代は、浅く狭い分野にのめり込んでいた。
30代は、多くの苦しみを経験することで、より広い世界に興味を持ち、動きに動いた。
それでも20代から色々な経験を積んできた同世代と比較すると、私にはまだまだ経験が足りないことを実感する。
それでも人生の中で常に今が一番若いのだから、心と体が動くうちに、できる限り動き続けるしかないのだろう。
私にとっての転職はパラダイムシフトだった。
職種こそ変わらないが、文化から何から全く違う環境に自らを放り出した。
それによる苦労は大きく、転職前と比べて不健康になったし、見た目も老けてきたように思う。
それでも私に後悔はない。
結局のところ、生きているうちにどれだけのことを経験することができたのかが、終わりを迎える時の満足度につながるのかもしれない。
太く短い人生も、細く長い人生も、終わりを迎えた時の満足度は、そこまで大きく変わらないのかもしれない。
時は流れていく。年々速度を増して。
私がこの世界に順応するにつれて、
体感する時は短くなっていく。
その速度を緩めるためには、新しいことに挑戦し続けるしかないのだ。