「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

育児は大変な訓練

f:id:tureture30:20240713091721j:image

 

 

 

子供が生まれてからは特に1日が早く感じる。

子供中心の生活。

時間が溶けていく。

何をするにしても、子供ありきで私たち夫婦の行動は決まっていくのだ。

 

子供が泣いたらご機嫌を伺いにいって、ミルクかオムツか抱っこなのかを確認する。

そのどれでもなく泣き止まない場合はお手上げだ。

あらゆる手を尽くしてご機嫌をとる。

 

自己主張をすることが仕事で、周りの様子など考えることはできない。

このような生き物を育てていくということは、大変であると同時に大きな学びになる。

 

今の時代は聞き分けが良くないと社会から抹殺されていく時代だ。

現に私の周りでは、聞き分けの良い優秀な若者ばかり。

1億人のカメラマンと記者に囲まれて生きている時代だから、少し道理的に誤った行為をするだけでも、社会的に抹殺されるリスクは昔の何十倍も高くなった。

 

だから、乳児のようなどうりの全く通じない存在と触れ合うことは、ある意味で新鮮だと感じる。

なぜ泣いているのかわからない。

まともにコミュニケーションを取ることもできない。

解決策は全てこちら側で用意しなければならない。

その解決策が気に入らない場合、どこが気に入らないのかのフィードバックすらない。

 

大変な訓練である。

人間とは本来こういう生き物なのだ。

成長するに従って、集団の中で生きる術を学ぶ。

 

それを上手くできない人は淘汰されていく。

そういう残酷なシステムの中で生きているのだ。

 

どんどん全体主義的な方向に進んでいく。

だから、今の時代を生きる人にとって、育児はとんでもないストレスなのかもしれない。

少し調べれば、情報はいくらでも手に入る時代だ。

 

育児を経験する前に、育児の大変さを頭では理解できる時代。

それは少子化が進むわけだ。