「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

数分ずれていたら死んでいたかもしれない

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少し大きく取り上げられていたけれど、

最近起きたある事故に巻き込まれていたかもしれない。


場所は私の通勤経路だった。

その日もそこを通った。

しかも事故の数分後に、

 

その時は何か凄いことになっているなぁと、

ただチラ見しながら通り過ぎたけれど、

後で調べたら私が通ってから10分も経っていなかったみたい。


信号待ちやらなにやらがうまくいって、

少しスムーズに行っていたらどうだったのだろう。

考えるだけでもゾッとする。


人生って、

数々の奇跡で成り立っているのかもしれない。


少し前のドラマ、

『僕らはみんな生きている』

それがそんなテーマだった。


紙一重で亡くなる人もいれば、

紙一重で助かる人もいる。


紙一重のところで思いとどまる人もいれば、

紙一重で凶行に走る人もいる。


紙一重で手放すことのできる人もいれば、

手放せずに心を壊してしまう人もいる。


人生って紙一重

恋愛も人生の一部だからきっとそう。


私の恋愛って、

紙一重ばかり、

それもうまくいかない方にばかり、

 

だから傷口は治りにくくて後を引く。

傷の上から傷を作るから、

「心」は恋の傷跡でいびつに歪んでしまった。

 

信じることが怖くって、

裏切られることに怯えてばかりで、


あのときああしていればどうなったのかって、

そんなことを乗り越えるのに、

たくさんの時間を浪費して、

 

だけれども、

見方を変えれば、

心から信じられる人以外は寄せ付けないってこと、

今は信じられそうな人と出会えた。

 

だから、

この人に出会うために、

今まで辛い思いをたくさんしてきたんだなって、

そう思うことにした。

 

まだ癒えていない傷もあるけれど、

「愛」という名の絆創膏を貼ってもらって、

治ったことにしてしまえばいい。

 

難しく考えすぎて、

気持ちの整理をして、

全て清算してからなんて、

そんなことを考えていたら、

あっという間にジジイになってしまう。

 

今はただ、

一緒に時を重ねたい人がいる。

おかしなところまで愛おしく思える人がいる。

その人が喜んでくれると私も嬉しくなる。

そんな人がいる。

 

それって「恋」だと信じてもいいんだよね。


「人生はいつもちょっとだけ間に合わない」

 

そういう経験ばかりを積み重ねてきた。

 

だから、

今回は間に合わせる。

前のめりになって食い気味で、

みっともなくたっていい。

かっこ悪くたっていい。

 

私らしくありさえすれば、

いいのだ。

 

今回は絶対に間に合わせてみせる。

 

大丈夫、

事故には巻き込まれなかったのだから、

この出会いはきっと「運命」ってやつに違いない。