引き続き、女性と会っている。
話をしていると、
婚活をしているけれども、
「危機感を感じて仕方なく」だとか、
「友達に勧められて」だとか、
そんな人が多いと感じる。
「あわよくば」なのだ。
とりあえず婚活をしているけれども、
周りに恵まれているし仕事も充実している。
「無理して結婚しようと思わないけれど」
そう前置きされるのだ。
単純に私に魅力がないからなのか。
アプリの限界か。
それはわからない。
だけれども面と向かって予防線を張られる。
それはあまり気分の良いものではないな。
女性も自立している。
それはわかる。
だけれども、
「じゃあなんで結婚したいの?」
そういうことになる。
「とんでもなくいい人がいれば」
そういう前置きがつくのだ。
それを聞くだけで疲れてしまう。
そのくせ次に会うことは決まった。
どうやら私は不合格ではないらしい。
婚活って、
やっている本人も何をしているんだか、
よくわからなくなっているんじゃないかな。
私もよくわからないもん。
私って結婚したいわけじゃなくて、
男としての欠落を埋めるために、
恋愛したいだけなんじゃないかな。
それだと結婚したい人に失礼だよな。
もう少し頑張って、
やり切ったらお休みしよう。
本人たちも目的がよくわからないのにね。
ビジネスとして成り立っている。
もはやよくわからない世界だな。
ニーズはどこにあるのだろう。
それを明確にしてサービスを利用している人って、
どれくらいいるのかな。
詰まる所、
「将来への不安を解消したいから」
何もしていないと不安だから、
活動していることで安心する。
結局そういうことなのだろうか。
伴侶って保険なのかな?
やっぱり私は恋愛を経ないと、
結婚できそうにない。
一時的かもしれないけれど、
たまらなく好きあった経験が、
2人の今後の原点になる。
相手や2人の間に何かあった時に、
その原点が潤滑油やら原動力になってくれる。
「愛する」妻であり夫、
(少なくともかつては)になれるのだ。
経験していないからわからないけれど、
それって大事なことなんじゃないのかな。
だから予防線を張られると、
なんだかなぁと思う。
「私はどんな形の出会いでも、
恋愛してから結婚したいと思っていますよ」
引かれてもいいから、
まずはお相手にそのことを伝えるようにしよう。
もう一度、
心を揺さぶるような出会いはないものか。
もう二度となさそうだな。
そんな不安に包まれる。
年ばかり食っていく。
5年くらい前から人生をやり直したい。
そんなことばかり考えている。
だけれども、
いつだって今が一番若いのだ。
そんなことを考えること自体が時間の無駄、
次のビッグウェーブを逃さないように、
経験値は積んでおかないと、
もはやそれが目的になっている。
なんだかなぁ。
私も結局は「あわよくば」なのだ。