普段はセーブしているのだけれど、
久々にだいぶ飲んだな。
私は飲んだら饒舌で良い奴になる。
そして女性に対しての欲望剥き出しになる。
日常でよほど我慢しているのだろうな。
余計なことは言わないようにしている。
責任ばかり増えるから、
無闇に優しくしないようにしている。
面倒なことに巻き込まれるから、
そして女を求めている。
心が渇いているから、
本来の私はきっとそういうものなのだ。
それを理性という名のオブラートに包んで、
「ビジネスだから」だなんて、
クールな紳士を気取っては繕って、
一体何をしているのだろうな。
オブラートが溶けるまでに時間がかかるから、
みんな愛想を尽かして他へ行ってしまう。
それもまた考えものだな。
別に優しくしたいだけすればいい。
責任を負うかどうかは後から考えればいい。
魅力的な女性がいたら、
全力で口説けばいい。
玉砕したところでその場限りのこと、
それをいつだって自分を抑え込んでさ。
惨めな思いばかりして、
前に進まない理由をきれいに並べては、
それを丁寧に吟味して時間を稼ぐ。
いつも一緒に居たかった。
隣で笑ってたかった。
季節はまた変わるのに、
心だけ立ち止まったまま、
そうやって過去に足を引っ張られて、
今までの痛みは、
より素敵な人との出会いに必要なことだって、
自分に言い聞かせて、
MのページはLINEの履歴に残ったまま、
星が森へ帰るように、
自然に消えてくれないかな。
敵わない想いなら、
あなたを忘れる勇気だけ欲しいよ。
心を解放するのが怖い。
自分でもどこにいってしまうか分からないから、
あの子以上に心惹かれる人に、
これから先、出会うことがあるのかな。
女が欲しい。飢えている。
欲望剥き出しで接してみればいい。
その方が案外うまく行くかもしれない。
草食はもう卒業かな。
そんなに簡単に行けば、
こんなにこじらせてはいないのだけれども、