「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

何かに心の底から没頭する時間が欲しい

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心が散らかっている。

思考のベクトルが多くの方向を行ったり来たりしている、そんな表現が正しいだろうか。

 

今の生活はマルチタスクだ。

私には常に多くのタスクが降り注いでいる。

それをこなすことで精一杯。

常に何かに追われながら私は時を過ごしている。

 

結局、足の指を痛めてから、ランニングはしなくなった。

走ることに没頭する時間はいい。

そのことだけに集中することができる。

 

湧いてくる雑念にも意味があるように思えるし、脳内麻薬も分泌されるから気持ちは高揚する。

結論が出てしまったか。

私は走れば良いのだ。

 

立ち塞がる壁を壊すことはできなくても、その周りを走り回ることで、見える景色は変わるだろう。

 

「忙しすぎても閉塞感を感じる」

 

今私が実感していることだ。

人は、成長を実感できない時に閉塞感を感じると思っていたが、忙しさに追われていても閉塞感を感じるのだ。

 

それは、忙しすぎても成長を実感する暇もないからなのか、それとも成長を実感していても別の理由で閉塞感を感じるのか。

そこまでは分析できていない。

 

「成長」に対する喜びが薄れているのかもしれない。

それは、人生を生きる上で危機的なことだ。

 

成長することが当たり前になってしまったならば、自分に対して求めるものはどんどん大きくなり、大きくなった理想に対して、現実とのギャップに苦しむことは目に見えている。

 

素直に「成長」を喜ぶことのできるくらいに、人間らしい生活をしたいものだ。

 

求められることがどんどん増えていくから、成長をしていても、それに対する「喜び」を噛み締める暇もない。

それが今の私が置かれた状況なのかもしれない。

 

無垢ではなくなってしまった。

そういうことなのだろうか。

ここしばらく、私は私のことを客観視できていない。