何かを選択した時には必ず、手に入れたものと手放したものがある。
分岐点の先に枝分かれした未来。
そのどちらかを手に入れて、どちらかを手放すことになるのだ。
どちらも手に入れるなんてことはできない。
大きな選択であればあるほど、枝分かれした先の未来は大きく角度をつけて離れていく。
決して交わることはない。
二者択一なのだ。
自らの選択を肯定するために躍起になる。
それが人生だ。
自らの歩んできた先にあるものが、例え望んでいたものと違ったとしても、それを肯定しながら生きていかなければならない。
それを否定してしまったら、そこから先を生きる気力を失ってしまう。
「失敗にも意味がある」と自分に言い聞かせて、「結果的には良かった」と自分を納得させる。
そのスキルが高ければ高いほど、その人は幸せな人生を歩みやすいのかもしれない。
「手に入れたもの」と「手放したもの」
それを天秤にかけて前者に傾くように自らの感情をコントロールする。
誰しも少なからずそうやって生きているのだ。
そうやって生きる方が間違いなく幸せだ。
「後悔したところで過去に戻ることはできない」
それならば、前を見て生きるしかない。
自分の選択は間違っていなかった。
私もそう思って生きている。
今が幸せならばそれで良い。
常に幸せだと思って生きられる方が良い。
その人の人生観は、ほとんどその人の思い込みで決まるのかもしれない。
私は幸せだ。
そしてこれからも幸せは続いていく。
それは間違いのないことだ。
そう信じて生きよう。