10月は刻々と過ぎていく。
体の不調を治療しながら過ごす期間だ。
夏は過酷だった。
いや、今年に入ってから、過酷ではなかった期間などなかったのかもしれない。
「レジリエンス」
困難をバネとして、前進への推進力に変えていく力。
一度心が折れてしまった後は、もう一度挑戦するために気持ちを整えることは簡単なことではない。
「自分にはこれしかない」
そういう思いで一つのことにのめり込む人は強い。
その反面、その「一つのこと」に対して自信を喪失してしまったならば、そこから立ち直ることは並大抵のことではないのだ。
リスクヘッジを考えるならば、複数の軸を持って生きるほうが合理的なのだろう。
今の時代ほど、自分で自分の時間を使うことを求められる時代はない。
人生にモデルケースなど存在しないのだ。
自分で自分の生き方を決めなければならない。
複数の軸を持ってリスクヘッジをするのか。
それとも一つの信念に殉じるのか。
あるいは、ただ漫然と時を過ごすのか。
自分で決めなければならない。
誰も決めてはくれない。
自分の人生に対して、誰かが責任をとってくれることなどないのだ。
理不尽に晒されたとしても、それに立ち向かうのか。そこから逃げるのか。
その選択をするのは自分だ。
時間の使い方を考えなければならない。
ここ暫くは、そのことばかりを考えている。
私は10月の残り期間、何を選択して、どう生きるのか。
しっかりと考えなければならない。