「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

みんなが幸せになれればいいのに

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タイトルの言葉、

ふと街なかを歩いていて思い浮かんだ。


利益相反


誰かが得をすれば他の誰かが損をする。

世界はそういうものであふれているのだ。


恋愛なんてその最たるもの、


どんなに経験を積んだところで、

最後は一人に選ばれて、一人しか選べない。


誰も選べずに、

誰からも選ばれないことだってある。


結ばれたとしても、

多くの涙を糧にして幸せは築かれるし、

好きな人の幸せを自分に言い聞かせる、

涙だけで終わる恋だって無数にある。


ドラマ『パーフェクトワールド


好きだったけれど別れた元カレに、

結婚を祝福してほしい。


それは身勝手に思えるけれども、

それを言葉にせざるを得ないほど、

追い詰められていたのだろう。

 

自分の都合で切り捨てた。

そんな罪悪感に苛まれて、

区切りをつけないままでは前に進めない。


身勝手なことはわかっている。

傷つけることはわかっているのだ。


だけれども、

心のつっかえを取り除かないまま、

不安定な地盤に幸せを築くわけにはいかない。


ちょっとしたことで、

幸せが崩れてしまうかもしれないから、


「Can You Celebrate?(祝ってくれますか?)」


そう聞かれたときに、

素直に祝えない幸せが私にもある。


だけれども、

「みんなが幸せになれればいいのに」


それは私から出た言葉、

自己矛盾も甚だしいけれど、

そんな理想にすがりたいのだ。


30年も生きていれば、

傷の1つや2つはある。

いや、身体中が傷だらけかもしれない。


その傷と向き合う中で、

どうしたって心の醜さが顔を出して、

そこから目を背けたくなるけれど、


その醜さを受け入れて、

負の感情を飼いならして、

うまくいかない現実を俯瞰するようになって、


「自分と世界との適切な距離」


それを見つけ出すしかないのだろう。


確信は持てないけれど、

本来、人は素直に誰かの幸せを祝えるもの、


誰かと比べたり、

誰かに食い物にしたりされたり、

誰かに依存しすぎるから素直になれなくなる。


自分が満たされていれば、

素直に誰かの幸せを祝えるはず、


それならば、

誰かが満たされていれば、

その誰かは周りの幸せを祝えるのだ。


そうやって、

幸せの輪が広がっていけばいい。


傷つけ合う負の連鎖なんか、

とても追いつかないくらいに、

どんどん幸せの輪が広がっていけばいい。

 

そうして最後は、
みんなが幸せになれればいいのに、