4月に入ってからの1ヶ月足らずで、
いろんなことに区切りがついた気がする。
主に気持ちの面でかもしれない。
最悪の1年としても過言ではない、
昨年の尾を引いて、
3月までは苦しい日々が続いた。
平成が終わる。
ここ3年ばかり続いた、
辛く苦しい生活にも区切りをつけなければ、
人生が大きく変わった3年だった。
こんなに苦しんだ事はない。
こんなに絶望を味わった事はない。
こんなに価値観が変わるなんて自分でも驚くほど、
環境は変わって、
人は変わって、
体は気がつかないうちに衰えて、
その分、
素直に人に頼ることができるようになって、
些細なことに感謝できるようになって、
いわゆる「弱者」の気持ちを多少は経験できた。
当たり前のように生きる時間が、
当たり前ではないことを知った。
「一寸先は闇」というけれども、
少し先には何が待っているかわからない。
そう実感した。
「生きる」ことは辛く苦しいことばかり、
それでも「生きる」のだ。
若い頃は何でも努力次第で乗り越えられると、
それを疑いもしなかったけれど、
どうしようもない事は世界にはたくさんあるのだ。
それでも「生きる」のだ。
日常に散りばめられた、
幸せのかけらを拾い集めながら、
それを燃料にして「生きる」のだ。
大きな幸せはたまにあればでいい。
苦しい事はたくさんあってもいい。
だけれども、
幸せのかけらはできるだけたくさん見逃さずにいたい。
それさえあれば、
命をつなぐことができるから、
それをいっしょに拾い集めながら、
苦しいことを乗り越えて、
大きな幸せを分かち合って、
笑顔を見せ合って、
涙を見せ合って、
時には喧嘩をして、
仲直りをするたびに絆を深めて、
苦しい時も、
嬉しい時も、
悔しい時も、
そして別れの日が来るまで、
その最後の時まで、
隣に寄り添って、
手を取って、
二人が築いた大切な宝物たちに囲まれて、
幸せに包まれながら、
最後を迎える。
そんな人生を歩める伴侶、
まだ知らぬ、そんな素敵な人に、
心から「好き」と伝えたい。
苦しんだ分だけきっと、
幸せになれるはず、
どんなに苦しくても、
それだけは忘れないで生きたい。
大きく人生を開くための、
ここが転換期、