「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「コロナ」というカタカナ文字を重ねると「君」になる

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感染が急速に広がっている。

1都3県で緊急事態宣言が発令された。

予定では2月7日までのようだ。

 

コロナ感染の疑いがあっても病床不足で入院できない。

事故で重体も受け入れ病院がなく命を落とすという報道まであった。

医療崩壊はそこまで迫っているのかもしれない。

予断を許さない状況だ。 

 

随分と前の投稿みたいだけれども、

面白い記事を見た。

「しばらくは離れて暮らす『コ』と『ロ』と『ナ』 つぎ逢ふ時は『君』といふ字に」 終息したら大切な人と…短歌イラストに心あたたまる - ライブドアニュース (livedoor.com)

 

イラストレーターのタナカサダユキさんという方の作品らしい。

イデアのみならず言葉遣いまで秀逸だ。

 

私の周りでも帰省を控えていたり、

逆に実家から戻ってこなかったり、

貴重な旧友を深める機会である年末年始、

その過ごし方は様変わりしている。

 

子育て世代なものだから、

友人から「大変だ」という話を聞く。

子供たちはフラストレーションがたまる一方だろう。

 

外にも行けず、

幼稚園で感染者が出て休園だとか、

両親は家にいるのに仕事でかまってくれないだとか、

 

親は親でストレス解消法を規制されているから、

発散する場所がなくイライラは募る。

 

私は独り身を満喫しているけれど、

「会いたい人がいるのに会えない」

そういう人はたくさんいるのだ。

 

先日話をした遠距離恋愛の10代男子、

彼はどうしているのだろうか。

 

コロナ禍は「文字通り」人と人とを分断した。

 

距離感というものはとても大事、

 

離れていると寂しいけれども、

近くにいすぎても煩わしく思ってしまう。

人は都合のいい生き物だから、

自分のペースを乱されることが嫌いなのだ。

 

「試練」という字がとてもよく似合う。

 

前にも書いたけれど、

コロナ禍は人類に課せられた試練なのかもしれないな。

 

ニューノーマル」という言葉が叫ばれて久しい。

これをただのお題目にしてはいけない。

人類は確実に前に進まなければならないのだ。

 

手足を縛られた状態であっても、

生きていることを楽しめるようになれたならば最強だ。

 

それぞれの場所で、

それぞれの生き方で、

生きていることを実感する。

 

「多様性」という名の大海原に放り出された人類、

だからこそ、この試練は試金石になる。

限られたリソースで、

より「生」を実感するための進化への道なのだ。

 

とはいえ、

子供たちにとっては大変な世の中だ。

そして大人たちにとっても同じだろう。

 

人は孤独には勝てない。

 

一刻も早く収束して、

会いたい「君」に全ての人が自由に触れ合える。

そんな世界が戻ってくることを願うばかりだ。